2020年06月18日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[道さけ・ます増協と北洋開発協会による情報交換]
北海道沿岸での今年2020年のさけ・ます操業盛漁期を迎えるにあたり、公益財団法人北海道さけ・ます増殖事業協会と一般社団法人北洋開発協会は、当該資源の合理的、効率的再生産のための行動計画に資するため、2020年6月10日、翌11日の両日、札幌市内で情報交換会合を行った。
第1回目となる今回の情報交換会合では、北海道に隣接するサハリン州のさけ・ます孵化場の採卵数、孵化放流数が近年、急速に増加傾向にあること、また、ロシア沿岸へのカラフトマス資源の来遊が年々、北偏傾向にあること等が指摘された。
両団体は、北海道の水産業にとって最も重要な漁業と位置づけされる“さけ・ます漁業”を発展させるために、資源動向を把握することが特に必要であり、そのため、海域をまたがって資源が来遊する北海道に隣接のロシア沿岸での最新の操業状況に強い関心をもつことが重要であることを確認した。
両団体は、今回の情報交換の意義を評価し、適宜、会合を重ね、この活動を活発化させることとした。