2020年10月06日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[中国漁船 朝鮮半島西海で500隻以上が集中違法操業]
朝鮮半島西海(黄海)では中国漁船500隻以上が集中して韓国EEZで違法操業を行っており、ワタリガニの漁期を迎え、韓国の取締活動とともに、当該海域は戦場のようになっている。
中国漁船は一度に数十隻ずつ船団をなして違法に韓国西海EEZに入域、韓国海洋警察艦艇は、放水銃で対応していたが、一部は威嚇行動にでてくるものもあり、今後は、火器を積極的に使用すると明らかにしている。
当該海域は、イカ、サワラ等の好漁場だが、北方限界線NLL近くで本格的なワタリガニ漁期となり、それをめがけ、違法操業する中国漁船は1日平均360隻まで増加、前年2019年同期と比較すると2倍以上となっている。
韓国海洋警察は2020年9月22日、西海に大型警備艦艇を追加配置した。
新型コロナウイルスの感染リスクがあるだけに、中国漁船に直接乗り込み、これを拿捕することもできず、韓国EEZへの航路を遮断することに現在傾注している。