ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

“ロシア漁業会社”は独自でMSC認証を目指す

2020-10-04 07:29:40 | 日記

 

2020年10月04日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[“ロシア漁業会社”は独自でMSC認証を目指す]
2020年10月1日、スケトウダラ漁業者協会を追放され、既存のオホーツク海スケトウダラ操業のMSC認証を失うことになるロシア漁業最大手“ルスカヤ・ルイボァプロムシェレンナヤ・カンパニヤ「ロシア漁業会社」(Русская рыбопромышленная компания)”は、独自で当該認証を取得すべく、準備を開始したと発表した。
同年9月15日、同社のグループ企業6社がロシア・スケトウダラ漁業者協会から追放された。
この6社は、①ヴォストーク・ルイブロム(Востокрыбпром)②ソフガヴァニ・ルイバ(Совгаваньрыба)③トゥルニフ(ТУРНИФ)④イントラロス(Интрарос)⑤DMP-RM(ДМП-РМ)⑥RMDユヴァ1(РМД ЮВА 1)で、追放されたことにより、協会として取り組んできたオホーツク海スケトウダラにかかるMSC認証を失うことになった。
同協会は、2013年9月に当該操業のMSC認証プロセスを完了、2018年にこれを更新した。
追放の理由は、同社が行った漁獲割当配分の再編に関する提案だとしている。
同年8月上旬、”ロシア漁業会社”は、ロシア首相ミシュスチンに対し、カニの漁獲割当のオークションによる配分を現行の50%から100%に、また、カニ以外の水棲生物資源の投資クオータを20%から50%にそれぞれ引き上げすること、更に、ロシアで建造されていない船齢30年以上の船舶を使用しての漁業の停止を求める要請を行ったが、これに対し全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペほか関連業界団体は、一斉にこの行動を批判していた。

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