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北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

英国EU離脱 交渉長引く 英国に楽観広がる フランス大統領漁獲減体制指示

2020-10-26 12:52:09 | 日記

 

2020年10月26日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[英国EU離脱 交渉長引く 英国に楽観広がる フランス大統領漁獲減体制指示]
英国EU離脱にともない、漁業分野のほか、双方の経済、外交等の条件を決める同国とEUの交渉がまとまらず、目標妥結期限の延長を繰り返している。
EU側首席交渉官のMichel Barnier(フランス)は、2020年10月22日、ロンドンに到着し、英国の首席交渉官であるDavid Frostとの交渉を再開した。
翌23日、Michel Barnierは、双方が巨大な共通の責任を共有していると述べ、翌々24日にブリュッセルに戻る予定を変更、ロンドンに残り交渉を延長する決定をしたことを明らかにした。
更に、漁業分野について、最も強硬な姿勢を示しているフランス大統領Emmanuel Macronは、英国EU離脱後、自国の漁業生産量を減らす体制の準備を指示したとされている。
合意なき離脱の場合、フランスやその他のEU漁船の英国海域における操業確保は、極めて厳しい状況に追い込まれると予想される。
一方、英国は先に、2021年以降、自国海域におけるEU漁船の漁獲量を段階的に削減する妥協案を提示している。
議長国ドイツ首相Angela Merkelは、更なる歩み寄りにより合意を目指す方針を示しているが、漁業分野で最も大きな影響を受けるフランスのEmmanuel Macronは、国内的に強硬な立場をとり続けなければならず、EUも一枚岩とはなっていないと分析されている。

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