2020年01月07日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[中国は責任感ある漁業国家=中国外交部]
中国外交部報道官の*汪文斌は2020年12月末に行われた定例記者会見で、「中国は責任感ある漁業国家である。漁業資源の科学的保護や持続可能な利用を高く重視するとともに国際的な義務を積極的に果たしている」と示した。
"CRI online"が伝えた。
米国メディアによると、米国政府は国会に共同報告を提出し、この中で「中国の漁業部門には『強制労働』 と言う深刻な問題が存在している」と示した。
それに対し、汪は、「中国への理由なき非難、悪意のある泥を塗るような行為と攻撃に断固として反対する」と強調した。
汪はまた、「中国には完備された遠洋漁業管理制度があり、漁船の船位監視・管理対策は世界で最も厳しいものだ。東南太平洋と西南大西洋の公海海域では自主的な休漁策を実施している。中国は現在、8つの地域漁業管理機関に参加し、契約履行の成果はトップクラスにある」と語った。
さらに「米国漁船の公海で操業する日数は関連漁業管理機関が定めた日数を大幅に上回り、長年にわたって規定に違反している。米国側は自身の違反行為を反省し、正さなければならない」と指摘した。
*汪文斌(おう ぶんひん) 1971年4月安徽省生れ
南京市金陵中学を経て、1993年、外交学院を卒業。同年、中華人民共和国外交部新聞司に入局。外交部新聞司職員を務め、在セネガル中国大使館職員、在ドゥアラ中国領事館職員、外交部西欧司随員、外交部政策研究室室長、外交部弁公庁参事官、国務院弁公庁秘書、在モーリシャス中国大使館政務参事官、外務省政策企画局参事官、マナウス総領事等を経て、2018年5月在チュニジア中華人民共和国大使館特命全権大使。2020年7月17日、外交部第32代報道官に就任。