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北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業 2020年度管理漁期結果

2021-07-16 13:51:40 | 日記

2021年07月15日

リポート:北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業 2020年度管理漁期結果]

韓国漁船による自国EEZでの2020年度漁期(管理期間2020年7月-2021年6月)のスルメイカの漁獲量は、3万2,910トンで、前年度同期の16%減、TAC設定8万9,000トンに対する開発率は37%で終漁となった。

また、2018年度漁期に試験的にTAC設定が導入され、2019年から正式枠となり、通期で1万1,000トンを生産して動向が注目された二艘引き西海トロールの生産は、7,340トンで前年同期の66%にとどまったものの、全体の漁獲の約1/4の生産を行い、一定のプレゼンスを維持、2021年度新漁期のTAC設定の増枠につながった。

一方、主要漁業の沖合イカ釣は1万3,900トンで前年同期を11%下回った。

なお、資源回復を目的に、今年2021年1月1日から、近海網漁船にもイカのTAC管理が導入されており、1,000トン強の漁獲データが報告された。

 

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韓国のスルメイカ TAC6%減で決着 業界の不満受け調整か  2021年07月16日 日刊水産経済新聞【札幌】

2021-07-16 12:24:32 | 日記

 

2021年07月16日

日刊水産経済新聞【札幌】

[韓国のスルメイカ TAC6%減で決着 業界の不満受け調整か]

北海道機船連によると、韓国のスルメイカの2021年度(21年7月-22年6月)の漁獲可能量(TAC)が12日付で決まり、前年比6%減の合計8万3834トンとなった。

イカ釣りや大型トロールなど主要沖合漁業が13%減の6万5384トンと減少した一方、19年度に正式導入された西海トロールは22%増の1万3653トン、20年度途中から導入された自治体管理の近海網は52%増の4797トンとそれぞれ増加した。

韓国の20年度のイカ漁獲実績は、前年比16%減の3万2910トン。

いずれの漁業種もTACを余し、全体の消化率も4割弱にとどまったことから、新漁期のTACの増減は実質的には大きく影響しないとみられる。

21年度イカTACについては当初、前年比14%減7万3834トン案が伝えられたが、韓国の水産業界から設定方法や、共通資源を利用する外国船の漁獲を把握しないままの減枠設定に対し、不満が噴出していた。

最終TACはこれを受け調整されたものとみられ、当初案にちょうど1万トンを加えた数値となった。

“サバ減少 アジは増加”

また、韓国のその他の魚種の21年度TACも決定した。

主要魚種ではサバが18%減の10万1715トン、アジが8%増の3万1779トン、ベニズワイガニが9%減の2万3273トンなどとなった。

 

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