2022年08月08日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア商業養殖漁業生産 2022年上半期 21万5,600トン 前年同期比2.2%増]
今年2022年上半期、ロシアの商業養殖漁業生産量は21万5,600トンに達し、前年同期比2.2%増となった。
ロシア漁業庁が発表した。
主要な生産連邦管区となる極東連邦管区は前年同期比8.5%増で5万9,300トン、北西連邦管区が3.3%増の7万4,120トンとなっている。
また、このほか南部連邦管区が4万8,210トン、北カフカス連邦管区1万6,000トン、中央連邦管区8,500トン、沿ヴォルガ連邦管区4,700トン、ウラル連邦管区3,140トン、そしてシベリア連邦管区1,420トン等となっている。
さらに、主要生産地方別では、沿海地方が5万8,300トン、ムルマンスク州4万9,000トン、クラスノダール地方1万7,400トン、アストラハン州1万6,600トン、カレリア共和国1万5,400トン、ダゲスタン共和国7,100トン、そしてサラトフカ州2,300トン等となっている。
製品別では、サケマスが3.3%増で7万9,600トンを占め、この内、トラウトが6万6,230トン、タイセイヨウサケが1万3,300トン等となった。
また、チョウザメ類が4,100トン、コイは6万8,800トンとなった。
さらに、ホタテが9.6%増で1万8,500トン、イガイ(ムール)16.6%増で3,600トン、ウニ34.0%増で3,240トン、このほかカキ3,700トン、ザリガニ44トン等が生産された。