2023年02月22日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[国後島(北方領土)沿岸の海面養殖区画がオークションに上場される]
ロシア漁業庁は、2023年3月30日、国後島(北方領土)沿岸沖合の海面養殖2区画のオークションを実施すると発表した。
オークションは、電子媒体で行われ、落札者との区画利用契約期間は25年となっている。
上場区画とスタート・プライスは次のとおりとなっている。
①区画SOOM(СООМ)-320 国後島北西沿岸沖合 501ヘクタール 480万ルーブル
②区画SOOM(СООМ)-321 国後島南西沿岸沖合 501ヘクタール 480万ルーブル
南クリール(北方領土)沿岸沖合では昨年2022年8月にも海面養殖区画をオークションが実施されている。
当該オークションには4区画が上場され、この内2区画が落札された。
やはり区画利用契約期間は25年間で、1,925ヘクタールを7,691万ルーブルで“アルバコル”(Альбакор)社、900ヘクタールを7,722万8,000ルーブルで“ナタリィ”(Натали)社がそれぞれ落札した。
なお、このオークションには、色丹島の漁業コンビナート“アストロブノイ”(Островной)社も参加していた。