ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(9月25日)  一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

2023-09-27 20:42:29 | 日記

 

2023年09月27日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(9月25日)]

近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。

一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内 担当 原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量の比較を行っている。

日本の科学研究機関は、今年2023年漁期の北海道沿岸でのシロザケの漁獲予想量を約8万5,000トンと、先に発表している。

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ロシア農業省 来年2024年“日本EEZ往来資源”マダラ海域別TAC承認  北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2023-09-27 19:49:16 | 日記

 

2023年09月27日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア農業省 来年2024年“日本EEZ往来資源”マダラ海域別TAC承認]

ロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716により、来年2024年の“日本EEZ往来資源”マダラの海域別TACを承認した。

この内、北海道沿岸沖合と資源の往来が確認されているマダラの南クリール海域と西サハリン海域は、別表のとおり高水準を維持している。

先に、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、スケトウダラと同様に、特に西サハリン海域のマダラ資源が極めて高水準な状況にあることを発表していた。

近年、年間を通して49°N以南の稚内対岸で機船底びき網と延縄により当該資源を対象に集約的操業が行われている。

 

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ロシア農業省 来年2024年日本EEZ“またがり資源”ニシンTAC承認  北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2023-09-27 19:15:49 | 日記

2023年09月27日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア農業省 来年2024年日本EEZ“またがり資源”ニシンTAC承認]

ロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716により、来年2024年の日本EEZ“またがり資源”となる北海道隣接海域のニシンの海域別TACを承認した。

東サハリン海域については伝統的にTAC設定がなく、漁獲勧告により管理されている。

なお、最大主漁場の北部オホーツク海域には来年2024年のTACとして31万トンが設定された。

 

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2024年ロシア極東地方キンコ・ナマコTAC 沿海地方激減 横行していた密漁の影響を排除できない  一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

2023-09-27 19:09:38 | 日記

 

2023年09月27日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[2024年ロシア極東地方キンコ・ナマコTAC 沿海地方激減 横行していた密漁の影響を排除できない]

ロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716/2023年8月25日付命令No.692により、来年2024年の極東地方のキンコ・ナマコの沿岸別TACを承認した。

キンコは8,355トンで前年となる今年2023年比12.4%減となる。

特に、沿海地方は大幅な72.6%減の396トンだが、前年となる今年2023年設定の1,445トンは、昨年2022年の2,234トンより35.3%削減された数量であり、これと比較した時、2年間で82.2%の激減評価となる。

全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支部チンロは、この大きな資源評価のブレについて、トロール調査の技術的な問題の可能性もあるが、横行していた密漁の影響を排除できないと指摘している。

現在、沿海地方沿岸の修正された商業対象当該資源量が3,961トンと算定されており、資源保護のため開発率10%を与え396トンを勧告したと説明している。

なお、ナマコは、前年となる今年2023年比微減の79.9トンの勧告で、この内、南クリール沿岸が98.6%となる78.8トンを占めている。

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ロシア スケトウダラ2024年日本海TAC 38%増 日本の運用と大きく乖離  日ロの経済的ラグは80億円超え

2023-09-27 11:32:54 | 日記

2023年09月27日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア スケトウダラ2024年日本海TAC 38%増 日本の運用と大きく乖離]

“スケトウダラTAC設定により日本海沿岸地域の日ロの経済的ラグは80億円を超えている”

資源管理は”合理的利用”と一体でなければならない 

ロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716により、来年2024年のスケトウダラの海域別TACを承認した。

北海道日本海側資源(日本海北部系群)と分布が重なる日本海(沿海地方・西サハリン)は、今年の3万5,700トンから更に38%上積みの4万9,400トンの設定となり、日本(今年1万5,300トン)の保守的な資源利用と益々乖離する運用方針となっている。

ロシアと日本の科学研究機関のリポートを比較した時、資源量の算定等に関する情報はニア・イコールであり、世界中のスケトウダラ漁場における資源開発率(漁獲割合)が10%-20%に設定されているにもかかわらず、日本のこの漁場のみ5%を切る極めて低い設定にしていることが、当該乖離を生んでいる。

原魚ベースで1,000トンは、¥60/kg≒6,000万円となる。

日本漁業者とロシア漁業者の原魚ベースの経済的ラグは、3万4,000トン≒20億円となる。

さらに、これらの原魚を利用した陸上産業の付加価値等による経済貢献を最低限の4倍と見積もっても、地元地域経済のラグは、80億円を超えていることになる。

 

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ロシア農業省 来年2024年スケトウダラ海域別TAC承認  北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2023-09-27 11:28:20 | 日記

2023年09月27日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア農業省 来年2024年スケトウダラ海域別TAC承認]

資源管理は”合理的利用”と一体でなければならない 

ロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716により、来年2024年のスケトウダラの海域別TACを承認した。

極東海域の合計は228万5,000トンで、前年となる今年2023年より11%増とし、極めて高水準となる。

オホーツク海は、ここ数年、大規模な後続資源の加入が押しなべて確認されておらず、安全性に配慮し10%弱程度の削減を行ってきたが、この期間を完了、2024年は各海域において6%-19%の増加となる。

特に、日本EEZオホーツク海と“またがり資源”と評価されている東サハリン海域については、19%増で、ついに13万トン台の設定となる。

さらに、北海道の道東・道南太平洋と資源分布が重なる南クリール海域は6%増の14万3,300トンで、引き続き高水準の評価となっている。

北海道日本海側資源(日本海北部系群)と分布が重なる日本海(沿海地方・西サハリン)は、今年の3万5,700トンから更に38%上積みの4万9,400トンの設定が勧告され、日本(今年1万5,300トン)の保守的な資源利用と益々乖離する運用方針となっている。

 

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ロシア農業省 来年2024年スケトウダラ海域別TAC承認  北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2023-09-27 11:28:20 | 日記

2023年09月27日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア農業省 来年2024年スケトウダラ海域別TAC承認]

資源管理は”合理的利用”と一体でなければならない 

ロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716により、来年2024年のスケトウダラの海域別TACを承認した。

極東海域の合計は228万5,000トンで、前年となる今年2023年より11%増とし、極めて高水準となる。

オホーツク海は、ここ数年、大規模な後続資源の加入が押しなべて確認されておらず、安全性に配慮し10%弱程度の削減を行ってきたが、この期間を完了、2024年は各海域において6%-19%の増加となる。

特に、日本EEZオホーツク海と“またがり資源”と評価されている東サハリン海域については、19%増で、ついに13万トン台の設定となる。

さらに、北海道の道東・道南太平洋と資源分布が重なる南クリール海域は6%増の14万3,300トンで、引き続き高水準の評価となっている。

北海道日本海側資源(日本海北部系群)と分布が重なる日本海(沿海地方・西サハリン)は、今年の3万5,700トンから更に38%上積みの4万9,400トンの設定が勧告され、日本(今年1万5,300トン)の保守的な資源利用と益々乖離する運用方針となっている。

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#57洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 NJ州 洋上風力支持急落 複数調査で確認

2023-09-27 11:26:16 | 日記

 

2023年09月27日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[#57洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 NJ州 洋上風力支持急落 複数調査で確認]

日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。

米国北東部ニュージャージー州では、クジラの座礁問題等を受け、洋上風力発電プロジェクトに対する市民の支持が急落していることが複数の調査で確認された。

2019年の調査では支持が76%だったが、2023年8月に行われたモンマス大学の調査では54%まで低下、14%だった反対が40%まで上昇した。

2023年5月に行われたファーリー・ディキンソン大学の同様に調査結果が確認されていた。

更に、2023年9月に行われたストックトン大学の最新世論調査によると、洋上風力発電プロジェクトに対する支持は、2019年、特に77%を集めていた沿岸地域住民の間で急落、これが33%となっていることが確認された。

また、この最新世論調査によると、洋上風力発電開発事業者に減税を与えることへ、賛成39%に対し、反対が48%、12%が決めていないとの回答だった。

2023年6月30日、民主党の州議会議員らは、コストが急激に上昇する中、洋上風力発電プロジェクト“オーシャン・ウィンドI”の存続を図るため、デンマークの世界最大クラス開発事業者“オーステッド”(Ørsted)に対し、エネルギー税控除のより多くの割合を与えることを承認した。

これを受け、洋上風力発電反対グループの“ブリガンティン・ビーチを守れ”(Defend Brigantine Beach)と“私たちのニュージャージーの海岸を保護しろ”(Protect Our Coast NJ)は、2023年7月27日、同州南東部沿岸沖合に建設を計画しているプロジェクトの開発事業者に与えられる税減免が違憲だとして、訴訟を起こしている。

建設計画の洋上風力発電プロジェクト2件のうち1件について、デンマークの風力発電開発会社“オーステッド”(Ørsted)への約10億ドルの補助金(減税)を与える関連法の撤回を求めている。

原告側弁護士は、税の減免はニュージャージー州憲法に違反する一企業に利益をもたらすものだと説明し、関連法は違憲状態にあるとしている。

訴状は、オーステッド社がニュージャージー州公益事業委員会に対し、可能な限り低い電気料金を提供するために十分な資本を維持していると述べ、さらに税減免を必要としないと主張した上で、最初のプロジェクトである“オーシャン・ウィンドI”の権利を取得した等と指摘している。

“オーステッド”社への減免が承認されたほぼ直後、同じくニュージャージー州の洋上風力発電プロジェクトの承認を得ている別の企業も減免を望んでいる。

2022年12月からニュージャージー州とニューヨーク州の海岸でクジラの座礁が相次ぎ、洋上風力発電プロジェクト反対派は、これを、調査を行っていた船舶と作業に関連付けている。

また、洋上風力発電所開発のための調査活動で、爆撃のような音で海底を叩いており、激しい音がクジラの聴覚器に損傷を与える可能性があることが知られており、浅瀬への座礁の可能性が指摘されている。

更に、住民の多くは洋上風力発電プロジェクトが州の夏の観光経済に悪影響を与える可能性があると考えている。

洋上風力発電プロジェクトが州の大幅な雇用増加につながると考えている市民はほとんどいない。

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ロシア 燃料輸出規制措置 漁業分野に弊害の可能性 速やかに修正される  北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2023-09-27 04:59:49 | 日記

2023年09月27日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア 燃料輸出規制措置 漁業分野に弊害の可能性 速やかに修正される]

ロシア政府は、国内市場の燃料価格安定を目的に、2023年9月21日から、ディーゼル燃料と商業用ガソリンの輸出を禁止する措置をとったが、同年9月23年付政府命令No.1564により、一部適用除外のための修正が加えられ、これが同年9月25日発効した。

この修正により、洋上船舶、人工島、建造物、設備、その他の機能を確保するために輸送される対象燃料が一時的に除外されることになる。

当初導入された禁止措置では、ロシア漁船は燃料補給の都度、帰港を余儀なくされ、漁業機会を失い、自国EEZにおける操業においても大きな経済的打撃を受けることになることから業界が、漁船団の需要に合わせた適用除外対象へのリスト等、補完的対応を求めていた経緯がある。

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