2024年05月02日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[稚内対岸サハリン州コルサコフ港で造船所の建設が2024年8月から開始される 沿岸漁船建造へ]
稚内対岸のサハリン州コルサコフ港において、同州近代史上、初めてとなる造船所の建設が2024年8月から開始されると知事ワレリー・リマレンコが明らかにした。
船舶の建造開始は2025年12月で、3年以内に計画どおりの造船能力に達すると見込まれている。
主な建造は、全長19.9m-25mの沿岸漁船であり、定員55人-150人の旅客船や観光船の分野も有望視されている。
造船所の建設費は70億ルーブルを超えており、“ロシア極東北極地方開発公社”(Корпорация развития Дальнего Востока и Арктики)から資金提供を、また、ロシア国家投資銀行“VEB.RF”(ВЭБ.РФ)と国営原子力企業”ロスアトム“(Росатом)から投資を受けることになっている。
このプロジェクトにより700人の雇用が創出され、将来的には25億ルーブルの税収が期待されている。