無意味な自粛より時間が大事
今年のGWは大変恵まれており、4月30日、5月6,7日を休めば11連休となります。
とはいえ4月に部署異動があり、いきなり「11連休くれ」と言う勇気がなかったこと、そして30日に忘れて在宅勤務を入れてしまったこと、さらに5月7日にしかできない仕事を残してしまったことから、実質5月1日から5月6日までの6連休となります。
行先は昨年のGWに決行を自粛した北陸地方です。
通常はメイン、サブ、バックアップの3案ぐらいでベストな行程を出すのですが、なんやかんや(主に新型コロナ感染者数)でバージョン6、各3パターンの計画書と睨めっこする日が続きます。
最終的には北陸・信州時計回り(ただし金沢・長野を外す)という「初見の動物園」ばかりを集めたマニアックコースの完成です。
はじめに言っておきますが、超マニアックコースなので、(一般の方は)真似をしないでください。
ところで新型コロナっすよ。
東京、京都、大阪、兵庫で緊急事態宣言が再び出されており、その他「まん延防止等重点措置(以下、「まん防」という)」が出されている中、動物園巡りしてていいのか?
いいんです。
すでに「緊急事態」の乱発により「緊急」ではなくなっています。
要はマスクを外しての長時間の対面(主に会食)を防ぎ、日に数度の石鹸による手洗いと、うがいを行い、換気の少ない密閉した場所を避ける。
この基本さえ押さえておけば「恐るるに足らず」です。
ええっ、免疫学の基本中の基本です。
さらに言うと、動物園はほぼほぼ屋外で、晴れれば紫外線を浴び続け、雨なら人が来ない。
さらにさらに、熱出してまで行くところでは無いので、そんじょそこらの街中Spotよりリスク管理がしやすいように感じます。
ただただ、
①その事をきちんと説明できず、
②ザルのごとき水際対策で容易に変異株侵入を許し、
③感染者予測を外し続けている専門家会議の意見を鵜吞みにし、
④いい加減な煽りを続けるマスコミに踊らされ、
⑤ただ7月のオリンピック開催のことだけを念頭に置き、
⑥「やってる感」だけの、場当たり的(かつ的外れ)な対策しかできない、
どっかの政府やミドリの知事など、信用に値しません。
どこかで移動制限は感染拡大に無関係との科学データも出ております。
(まぁ、GoToキャンペーンは、さすがにどおかと思いますが・・・)
落とし前は、できる状況にない「東京オリンピックの中止」で取ってもらうとして、とりあえずコチラは万全の防疫体制を取りつつ、訪問予定地が「まん防」または「ステージ4」に入ってないことを確認した上で、直前の4月27日に「予定どおり決行」を決定します。
5月1日(土)
早朝始発の山陽本線で新山口駅に向かおうとしたところ、雨と風により「山陽本線遅延」の情報が入ってきます。
慌てず自家用車で新山口駅に向かいます。
そこらの駐車場に車を停め、余裕で構内のコンビニで朝食を買い込み、新幹線に乗り込みます。
ええっ、GWにしてはガラガラです。
京都駅で特急サンダーバードに乗り換えです。
ホームや通路も観光客はまばらなのですが、駅の売店、車内販売が一時休止になっているのがちょっと困ったりします。
11時40分に小松駅に到着です。
そこそこ大きな駅ですが、乗降客は数人程度です。
それでは今回のツアーの全貌のご紹介です。
5/1 午前中移動、レンタカーで石川県白山自然保護センター「ブナオ山観察舎」へ
こちらで天然のニホンカモシカ、ツキノワグマ、ニホンザル、イヌワシ等を観察します。
宿泊は白山市内の民宿へ。
5/2 石川県立いしかわ動物園へ。途中抜け出しレンタカーを返却します。
夕方、特急、北陸新幹線を乗り継ぎ、富山市へ入り駅前のビジネスホテルへ投宿です。
5/3 終日、富山市ファミリーパークへ。
5/4 レンタカーを借り、富山県立立山博物館付属カモシカ園へ。
途中抜け出し、日本一の落差を誇る「称名滝」へ。
夕方、富山駅から北陸新幹線で長野市、さらに特急で松本駅まで行き投宿です。
5/5 松本駅から甲府駅へ特急で行き、甲府市雄遊亀公園付属動物園へ。
夕方、再び甲府駅から松本駅へ戻り、もう1泊です。
5/6 午前中、市内のアルプス公園小鳥と小動物の森を訪れ、昼過ぎに松本駅から名古屋経由で新山口駅着です。
この内、人口過密のリスクがあるのは、いしかわ動物園、富山市ファミリーパーク、そして遊亀公園です。
今の所、いしかわ動物園は雨模様だし、富山・遊亀は天気の予報ですが、「密」となるほどの集客があるやなしや・・・
まぁ、ヤバいときは即退園する作戦で立ち向かいます。
小松駅からタクシーで小松空港前のレンタカー店舗まで15分弱です。
手続きを済ませ、ひたすら一本道を50分、白山の麓、ブナオ山を目指します。
ここに石川県管理の「白山自然保護センター ブナオ山観察舎」があります。
山の斜面にあり、道路と河を挟んだ対岸の斜面に現れる動物を観察することができます。
ブナオ山観察舎に向かう途中の蕎麦屋「一揆蕎麦 長助」さんで昼食です。
この場所は一向一揆があった場所だとか・・・
興味津々ですが先を急ぎます。
13時30分
駐車場・・・と、いうよりちょっとした路側帯に車を停め、未舗装路を3分ほど登れば「ブナオ山観察舎」です。
2階に上がると2名の観察スタッフがおられました。
こちらも検温と消毒と、対策は完璧です。
入って15分程でスタッフの方が、かなり遠くにツキノワグマを発見です。
さらに10分後に対岸正面に別のツキノワグマを発見です。
距離にして500m程。森のクマさんはしばらくお昼寝したり、食事をしたり、動くたびに一喜一憂です。
途中、激しい雨で、何も見えなくなりますが、30分ほどで天気も持ち直し、再びクマ観察に勤しみます。
16時に観察舎が閉まるということで5分前に退所します。
車で30分ほど走り、今日の宿「獅子吼荘」に向かいます。
予定より30分ほど早く着いたので、宿から3分ほどの白山比咩神社にお参りして、宿に向かいます。
獅子吼荘は種類としては「民宿」で、付近の宿と比べても格安です。
お部屋は2階の九頭龍の間・・・
どうやら部屋の名前は河川の名前になっているようです。
お食事は1階で頂きます。
これがなんて言うか、旨いのです。
全てが絶妙というか、当然、酒も進みます。
ビール→「ちんとろ」というどぶろく→純米吟醸
たぶん、一番ヤバイパターンです。
〆は白米と味噌汁。
コレが旨い!
明日の朝食も楽しみになります。
食後は風呂に入り汗を流し、早々に就寝です。