シンポジウムのプログラムをすべて終えた後、親しい人たち3人と会食をして、今さっき帰宅したところ。楽しい会食であった。とにかくシンポジウムは無事終わってよかった。シンポジウム主催者たちの初発の意志が見事に結実したかたちで最後のシンポジウムを終えることができたという意味ではとてもよかったのではないかと思う。彼らのこれからのますますの活躍を心から期待するし、きっと大きな仕事をしていくことだろう。しかし、私個人としては、今日はその理由については記す余裕はないが、深いところで自分の限界を痛切に感じ、絶望にも近い気持ちでいる。しかし、だから投げやりになっているのではない。むしろ逆である。これからもささやかながら、坦々と仕事はしていくことだろう。だが、それはそこから何かが生れるということを期待するということ一切なしにである。私は私に考えられることを可能なかぎり明晰に表現するしかない。ただそれだけである。