名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

うり坊の脱走

2006年10月02日 | セカンドルーム
 保護していたうり坊の様子を見に行ったら、姿が見えない。
箱の側板がこじ開けられ、そこから逃げたようだ。コンパネをネジ留めした檻は頑丈だと思っていたけど、うり坊の力が勝った。
2泊していった坊やの、愛嬌のある仕草が脳裏に残って名残り惜しい気もしたが、最もいい結果が出てほっとした。
牛乳とパンとバナナの餌で体力も回復し、臭い置き土産だけを残して元気に山へ帰っていった。

山すその狭い農地を耕す人たちにとって、そこを荒らす野生動物は天敵であり、その命を救うことを決して喜ばない。
被害の実態を身近に見ていると、その気持ちはよくわかる。
荒廃した山が、再び豊かな自然を取り戻せば、動物たちは危険を冒してまで里へ下りて来ることはない。
うり坊はそんな日が早く来ることを願っている。
コメント (2)
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