名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

秋雨

2006年10月06日 | セカンドルーム
 冷たい雨が降り続き、刈り取った稲が乾かない。
こんな日が続くと稲にカビが生えるので、まだ取り入れが終わってない人はヤキモキしている。
コンバインを使えば、1度に刈り取りや脱穀をして、ライスセンターへ持ち込めば乾燥までしてくれる。
天気を気にすることもなく手間も省けるが、小規模農家では採算が合わないし、昔ながらの農作業にこだわる人も多い。
春にはたっぷりと堆肥を撒き、夏は除草剤を使わないで田の草をとり、秋には天気を気にしながら稲を刈り、はざ干しする。

職人の世界でも手仕事で伝統工法にこだわる人も多いが、その技や価値を認めてくれる人は少ない。
次の世代に引き継がれない仕事を黙々とする人の姿には、なぜか哀歓が付きまとう。
コメント
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