今日は裏山の木を伐採した。
楢1本、栗2本、くるみ1本の計4本である。
自然に生えた木で、2階の屋根を越すほどの高さになり、日差しをさえぎり、落ち葉で雨樋が詰まるようになった。
チェンソー、トビ口、ロープ、鉈、鋸などの道具を持って、準備に取り掛かった。
見上げると、どの木も家の方へ枝を張り、幹も家側に傾いている。
このまま切れば、家を直撃するので、木にロープを掛けて山側の立ち木を支点に引っ張りながら切っていった。
腰に巻きつけたロープを踏ん張って引きながら切り込んでいったが、綱引きに負けて、木は屋根に倒れ掛かってしまった。
幸い枝がクッションになって、家を壊すことは無かったが、後処理に苦労した。
一人では重力に逆らって引っ張りきれないと思って、次は家のほうに倒れないようにロープで固定して切ることにした。
結果は予想を裏切って、斜め後方へ倒れて庇を直撃してしまった。
1点の固定でこうなることを、やってみて気付くようでは、お粗末の限りだ。
今まではまわりを気にせず、かなり太い木も枝ぶりや風向きを見て、倒れそうな方向切り倒していたので問題は無かった。
細い木でも、倒したい方向に切る難しさを味わった。
「飛騨の山里暮らし」 10月号を更新したのでご覧ください。