穏やかな秋日和が続いているので、外の仕事がはかどる。
今日は田んぼの後片付けと、先日裏山から下ろした、杉丸太の玉切りをした。
稲を干した「はさ」や猪除けの柵を取り外し、脱穀の際に出るわら屑を燃やした。
わら屑は軽くて水に浮き、田植え後の苗に付着するので、燃した方がいいと教わった。
わら灰は土壌改良にも有効で、取り入れ後の田んぼから、煙が立ち昇っている風景をよく見かける。
間もなく霜や雪が降り、田んぼは来年の雪解けまでゆっくり休む。
明日は、お土産を当てに、子供や孫たちが集まってくる。
稲刈りの手伝いはしてくれなかったが、食べる方はしっかり手伝ってくれる。
おいしいと言ってくれると、つい頬が緩んで、せっせと持ち帰ることになりそうだ。
米蔵がすぐ空になってしまうが、この時期だけは当主の存在感が発揮できるので、まあいいかと思ったりしている。