名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

今日の夕食

2010年10月14日 | セカンドルーム
 


今年は「なめこ」の当たり年のようで、ずいぶんたくさん出てくるようになった。


今朝も裏山へ行ったら、中二日置いただけで、漬物桶に2杯も取れた。
少し間を置くとすぐに大きくなってしまうので、その勢いの良さについていけない。
あちこちに配っているが、なめこを作っている人もいるので捌き切れない。
いよいよ朝市にでも出そうかと、思ったりしている。
山里には、都会の店で見かけない食べ物がたくさん自生している。
採れる量が少ないとか、日持ちが悪い、くせがある、アクが強い、収穫が不安定、形が揃わない、下ごしらえや食べるのに手間が掛かる、などの理由で流通しないようだ。
山栗やアケビ、サルナシ、桑の実、山イチゴ、ムカゴ、自然の茸や山菜もスーパーなどで見かけることは少ない。
いずれも旬に味わう採り立ては、アクやクセも気にならず、むしろ味わいを深くしている。

ムカゴも市場に出回らない食材の一つで、今頃の時期は野山でよく見かける。
自然薯の蔓の部分に付く丸くて小さな芋で、煮たり炒めたりして食べると山芋の味がする。
葉が黄色くなり、芋が落ちる頃が自然薯の食べ頃といわれているが、掘り出す前に猪に食べられてしまうので、もっぱらムカゴのほうを食べている。


夕食にヌカゴご飯を作ったが、米と一緒に少々塩を加えて炊くだけである。
今夜のおかずは、なめこの佃煮となめこ汁、すくなかぼちゃをチンしたマヨネーズかけである。
いつもは、もう少しましな食事を作っているが、今夜の手抜き料理は、素材に助けられておいしかった。
コメント (4)
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