昨日の続きの薪割をやり、丸太の山が消えて、物置の軒下に薪が積みあがった。
毎年思うことだが、長くて寒い冬を前にして、薪が一杯になった時の満足感は大きい。
焚き付け用の端材の小割も、箱二つ分作って今日の作業を終えた。
現役の頃に給料が振り込まれても、それほど実感は無かったが、積み上がっていく薪を見ていると、貯金が増えていくようでうれしくなる。
収穫が終わって、重い籾の袋を積み上げていく時もそうだったが、労働で得られた成果は、金銭で計れない喜びがある。
どちらも春を迎える頃には底をつくが、厳しい冬をしのぐ大きな支えになっている。
テレビ台を作る板を選んでいたら、カメムシがびっしりと張り付いていた。
田畑の作物も無くなったので、冬篭りをするため、家の周りに戻ってきたようだ。
今頃の時期は、所かまわず侵入してくるので、その都度潰しているが際限がない。
洗濯物にへばり付いていたり、たたんだ布団の中にも潜り込んでくる。
一度は、きざんだレタスの中に潜んでいたカメムシを、一緒に食べてしまったことがある。
猛烈な臭いは、何度うがいをしても消えなかった。
カメムシがたくさん家に入ってくる年は、雪が多いといわれているが、今年はどうだろう。