名古屋へ来てからの数日間は、爽やかな秋晴れが続いている。
散歩のコースになっている堀川河岸の遊歩道は、花壇やフラワーバスケットで、秋の花が咲きそろっている。
両岸の洒落た飲食店のテラスも、お客で賑わうようになって来た。
遊歩道も納屋橋を中心に延長工事が進み、間もなく下流の天王崎橋まで繋がりそうだ。
市有地に建つ数軒が美観を損ねているが、いずれここも整備されることだろう。
船着場からは、「堀川歴史観光クルーズ」の屋形船が毎日運航され、宮の渡しや名古屋港方面を往復している。
料金は2区間まで500円、1日乗船券は1.000円と比較的安い。
きれいな石積みの護岸もすぐにヘドロに染まり、真っ黒になっている。
高濃度の酸素を水中に放出する装置で、魚などの生物が生息しやすい環境を作り、悪臭の発生を抑える効果があるとのことだ。
数十年にわたって取り組んできた、堀川の河川環境整備は、肝心の清流が取り戻せないまま、両岸の整備だけは着々と進んでいる。