今日も日差しが無く寒い。雲も低く垂れ込め、モノトーンの野山は寒々としている。
そんな中で、真っ赤な南天の実だけがよく目立つ。このあたりでは、南天が「難を転じる」と云われ、鬼門にあたる玄関や便所の脇などによく植えられている。
魔よけ以外に、縁起物として正月の飾り物にも使われるので、これから朝市などで並ぶようになる。
白い南天もあるが、咳止めなどの薬効は赤より強いと言われている。
南天もそうだが、軒下に吊るされた干し柿や、庭先に干してある漬物用の白菜を見ると、年の瀬の訪れを感じる。
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