夜間の冷え込みが強くなったので、昨夜はユキを居間に入れてやった。
寒波が来たときや、雪や風の酷い夜は、ダンボールの中でおとなしく寝ている。
昼間は少々寒くても、開放的な外がいいようで、朝になって窓を開けるとすぐに飛び出していく。
昨夜降った雪で、集落は雪景色に変わっていた。
東の空に昇る太陽をわずかに目にしたが、西から雪雲が次々に流れ込んでくる。
雲の切れ間に青空がのぞくこともあったが、長くは続かず、すぐに雲に覆われて雪が降ってくる。
この時期にドカ雪が降り続くと、根雪となって外の仕事が出来なくなるが、まだそれ程の激しい降り方ではない。
あと数日はこんな天気が続きそうなので、伐採した杉の枝の後片付けと薪割りだけは、根雪になる前にやらなければならない。
雪の合間を縫って薪割りをはじめたが、体は徐々に温かくなっても、指先だけは感覚がなくなるほど冷たい。
薪置き場に運搬し、脚立が必要な高さまで積み上げたところで、今日の仕事を終えた。
東の空が夕焼けに染まってきたが、明日も雪が降る寒い日になりそうだ。