先日、食品や日用雑貨、衣料品、惣菜などを積んだ軽トラ移動販売車が回ってきた。
高山市のスーパー「モリー」が、日常の買い物が困難な山間地の高齢者らを支援しようと、県と連携して始めたサービスである。
その他高齢者向け宅配弁当や買い物代行、安否確認のサービスもあると、親切そうなおばさんがチラシを配布して説明してくれた。
18日付岐阜新聞より
この集落には毎週水曜日に来るとのことで、難民救済の大きな力になりそうだ。
かつて飛騨の山里へは、リヤカーや大八車に魚や肉、日用品などを積んだ「引き売り」が訪れて重宝したという。
スーパーの進出や冷凍食品の普及などで、その姿は村々から消えていった。
引き売り消滅の引き金となったスーパーが、形を変えて過疎の山村を回る光景を想像した人はいただろうか。
今後、巡回ルートや採算などを見ながら最適な運営法を探し、来年度以降も継続できるか検討していくとのことだ。
買い物をする、外食をする、通院をするなど、何気ない日常の有り難さを山里ではひと際強く感じる。