玄関の網戸に色々な虫が飛んでくるようになり、今朝はカブトムシの幼虫を見つけた。
網戸にしがみつく力強さや姿かたちは成虫を思わせるが、まだ孵化したばかりの幼さが残っている。
蛾も玄関灯に誘われて、いろいろな種類が網戸や柱に止まっている。
擬態の名人の蛾は、木の幹や古い柱になりきって敵の目から逃れている。
若葉色の蛾も少しずつ羽の色を濃くしていくようだ。
枯れ枝の切れ端そっくりの蛾もいて、これでは天敵も見つけるのが難しいだろう。
飛んでくる虫を狙って、蜘蛛の巣もあちこちに張り巡らされている。
擬態上手も蜘蛛には敵わないようで、網に掛かった残骸がいっぱい付いている。
今朝はスズメバチも羽音を立てながら、ホバーリングで辺りを偵察していた。
小指の第2関節ほどもある女王蜂で、獲物を探すのではなく巣作りの場所を物色していたようだ。
出来ることなら家の外に作ってもらいたいが、蜂に思いが通じることはない。
カブトムシやクワガタムシの成虫が玄関にやって来ると、山里は初夏から夏へと移っていく。