名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨高山思い出旅行

2015年06月23日 | 旅行


2日目の高山は、まずまずの天気になった。






予定通り乗鞍西麓の丸黒山に登るため、
青少年交流センターへ向かった。




通い慣れた小径を、カラマツやシラカバ林を抜けて、



峠から前方を見ると乗鞍はおろか、
丸黒山も雲に隠れていた。

眺望はきかないと思っていたが、前方で
稲妻が走るのを見て、早々にコースを変えた。




↑ 御嶽展望台へ


↑ 雲の中には、薬師岳、笠、槍・穂高、乗鞍の大パノラマが

日影平山からブナの木平まで歩き、御嶽展望台など、
ビュースポットに寄ったが、高い山は雲の中だった。



ここからオリエンテーリングコースを辿りながら、
「乗鞍青少年交流の家」に戻った。



途中で、岐阜市から来た女子高生たちが、
ポイントに置いてあるジャガイモや玉ねぎ、
肉などを地図を頼りに探していた。

迷路のような小径を、地図とコンパスを
読みながら探すのは、結構難しく手こずっているチームも見かけた。
探した材料でBBQを楽しむとのこと。

オリエンテーリングは都会から来た
高校生には、良い思い出になることだろう。



予定変更で時間が余ったので、また昔お世話に
なった集落に寄って、四方山話をしてきた。

集落のおじいさんが、外の流しで
歯を磨いていて、熊にお尻をひっかかれたとか、
おばあさんが飼い犬の餌を食べているカモシカを
見つけ、棒切れで叩いて追っ払ったとか、浮世離れした話に笑えた。




棚田も金網と電柵で厳重にガードされ、
青い稲が丈夫に育っている。

行く度に、昵懇にしていた人たちが亡くなり、
寂しい思いが募る。

飛騨の木こりの伝統を継ぐ林業一家の
長男が、伐採作業中になくなった。

この親子には、作業現場を見せてもらったり、
チェンソーの扱い方も教わった。

凍える雪山の作業は、想像以上に過酷で、
危険と隣り合わせであることを実感した。

同年輩の親父さんからは、熊猟の話や
ミツバチの飼育、キノコ栽培も教わった。

サワラの幹の巣桶や、マイタケの菌床を
頂いたのも懐かしい思い出だ。

今は仕事に戻り、跡取りの孫を鍛えているとのこと。
一日も早く立ち直られることを祈りたい。

雪椿の小枝や、初物のササゲ、あく抜きの
ワラビを手土産に、桃源郷を後にした。

コメント (2)
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