![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c2/22f59f3659461e63af4e25c2e04acdc8.jpg)
午前中は雨が激しく降っていたが、
午後には止んで日差しも戻ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/6b/56ab444b5f2799d1a13d529cfd91e75c.jpg)
雨の降りしきる中を名駅の「ウインクあいち」
で開催中の夏山フェスタを見てきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c7/7235ed78dfe5ace6230982f15f7b76d3.jpg)
登山用品や山小屋、観光施設、旅行社などの
ブースが並び、登山愛好者がたくさん詰め掛けていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/c0/ce3a118d314e8e944afc9eb853e000fa.jpg)
登山家や山岳関係者の講演やセミナーなども
開催され、最新の山岳情報を得ることができる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/cc/aa6a52759734c22df7c65ba984380444.jpg)
ドキュメント御嶽「生還した私がつたえなければいけないこと」
を、登山ガイドの小川さゆり氏が語っていた。
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山頂に到達し、火口を回る「おはち巡り」を
していたところ、突然噴火に見舞われた。
轟音と共に1メートルを超す噴石と真っ黒な
噴煙が襲う中を、水の枯れた一の池を横切り九合目の
小屋にたどり着いて、九死に一生を得たと語っている。
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噴石の直撃を受けなかった運もあったが、
ガイドとして最短距離の崖を駆け下りる判断と、
体力が功を奏したようだ。
パニックに陥るのが人の常であるが、危険と直面
した時の行動が生死を二分するのだろう。
生還した後ろめたさと、亡くなった人へ
思いやりが、淡々とした口調から滲み出て、とてもいい話だった。
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↑ 前方が山頂剣ヶ峰
3年前にお鉢巡りをしたが、火口から数百メートルの
切り立った崖を歩くコースで、硫黄臭い噴煙を間近で見ることができる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d8/b36427b8dec5dd96c51abb22b1701421.jpg)
もしここで噴火に遭ったら、ルートを外して
崖を駆け下る勇気も体力もないので、身をかがめて運を天に任せていたことだろう。
山岳遭難の現場報告をした岐阜県警山岳警備隊長は、
もと住んでいた集落の出身で、ご両親から山菜や
きのこ採りを教わったことを思い出した。
険しい山は登らなくなったが、あちこちで山の思い出だけを見つけている。