今日は小寒で、本格的な寒さをむかえる頃と言われているが、既に寒さは本物だ。
終日雪が降ったり止んだりで、使わない部屋の窓の結晶が、夕方まで消えなかった
雪が降った後は、どこの家も朝の日課は「雪またじ」ではじまる。
「またじ」とは飛騨の方言で後片付けのことで、「雪またじ」は「除雪」のことを言う。
今朝も7時頃には除雪車が雪をかいていった。
除雪車が路面の雪をかき取った後は、青光りしてスケートリンクのように滑らかで、油断すると滑ってしまう。
道路から玄関までの通路や、車庫から道路までの雪かきは、スノーダンプやシャベルを使って行う。
除雪場所が広い家は、仕事の速い小型の除雪機を使う人も増えてきた。
屋根の雪もかなり重くなったので、雪下ろしをする家も見かける様になった。
近所のお年寄りも降りしきる雪の中で、手馴れた様子で屋根の雪を下ろしていた。
雪下ろしに使う道具はいろいろあるが、体力に合わせて使い分けている。
いずれにしても人力が頼りなので、広い屋根の雪を下ろすのは重労働で危険も伴う。
毎年怪我人が出るので命綱を付けたり、複数でやるように市は指導しているが、慣れた人たちは自分流でやっている。
消防団員の人たちも、雪に埋まった消火栓を掘り起こして点検し、万一に備えている。
高山市も「雪降る町の助け合い」をスローガンに、相互扶助の雪またじを呼びかけている。
限られた予算の中で対応しているが、すべての要望に応えるのは難しいようだ。
支え合い助け合ってきた飛騨ならではの「ゆい」の風習も薄くなり、有料の雪またじ業者や、雪下ろしボランティアに頼らざるが得ない人が増えていく。
雪下ろしも重労働ですね。お年寄りの方たちは大変でしょう。
テレビなどで見ますが危険も伴うのでしょうね。
こんなとき、病院通いや買い物はどうするのでしょう?
窓の結晶がレースみたいで綺麗です。
ユキちゃんは元気ですね。
慣れた人でも屋根から落ちて怪我をする人がいるので大変です。
若い人が居る家はいいのですが、老人所帯は買い物も通院も難しいです。
味噌醤油塩などは買い置きし、野菜は土に埋めて保存し、漬物も一冬分は作るので、それでしのいでいるようです。通院は福祉タクシーを呼ぶ人もいますが、高いので少々のことは我慢する人が多いです。
お年寄りには苛酷な環境ですが、昔から雪に耐えて春を待つのが当たり前と受け止めている人も多いようです。