名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

濡れ落ち葉

2008年11月15日 | セカンドルーム

  

高山の町は遅れていた紅葉が、ようやく見ごろを迎え、国分寺の大イチョウも見事に黄葉した。
ここのイチョウの葉が散ると雪が降ると言われ、雪が早い年は緑色のまま散る事もある。


市街地より標高が高い所にあるわが家は、気温も3~4度低いので既に落ち葉のシーズンになり、裏山を見上げると樹形があらわになって寒々としている。
山桜、桑、ホウの木などは散ってしまい、今はブナやナラが盛んに葉を落とし、栗は枯葉になっても最後まで残っている。


今日は水路際の落ち葉掃きをしたが、放っておくと流れを止めてオーバーフローすることもあるので頻繁にやっている。
ここは南側に山が迫り日陰になっているので、夜露に濡れた落ち葉が道路にへばり付いているので厄介だ。
頑固な濡れ落ち葉は、使い古して先の無くなった竹ぼうきで、強引に掃かないと集められない。


僅かな場所であったが、それでも落ち葉は一輪車に5杯ほど集まったので、エンドウ畑の霜除けにし、残りは堆肥にした。
へばり付く落ち葉は嫌われ者だが、山里では役に立っている。

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山里の師匠

2008年11月14日 | セカンドルーム

  

今日は88歳になる近所のおじいさんを誘って、半日ほど山で仕事をしてきた。
朝着いた時は、あたり一面霜に覆われていたが、少し体を動かすと汗をかくような暖かい日になった。
日ごろは炬燵に入ってテレビの番をしているようだが、以前仕事をしていた場所に来ると、足腰まで急にしっかりしてくる。
3年前までは往復4キロの険しい山道を通っていたが、足腰が弱くなり動物の被害も増えて、田も畑も諦めてしまった。

 
田畑は雑草に覆われて見る影もなく、作業小屋も朽ち果てていくが、老夫婦の跡を継ぐ人は誰もいない。
何も分からないまま山里で暮らすようになってから、農作業や山仕事、ここで暮らすのに必要なことを何かと教わった。

 
恩返しでもないが、退屈をしている山里の師匠をここに連れ出して、薪を作ったり、焚き付け用の小枝を切り揃えたりしながらのんびり過ごした。

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霜枯れ風景

2008年11月13日 | セカンドルーム

 

朝夕の冷え込みは厳しいが、昼間は暖かい日が続いている。
夕べは寒夜に月光が冴え渡っていたが、今朝も霜が降りる寒い朝だった。

 
僅かに残っていた蓮池や畦の緑も、霜枯れて日に日に衰えていく。

 
畑のエンドウは、昼間の気温が高いせいか育ちが早く、わらの覆いを突き抜けて霜にうたれていた。
いつもは1~2センチほど発芽したところで越冬して、春には勢いよく育ってくれるが、この伸びた状態で雪の重みに耐えられるだろうか。
白菜は霜を浴びると、甘みが増して美味しくなると言われるように、霜にもめげず玉が膨らんでいく。
日当たりの良い所は霜も氷も瞬く間に消えていくが、日陰はお昼過ぎまで残っている。
お天気の良い日に、日陰の家にいるのは気が滅入ってしまうし、外の方がよほど暖かいので、しばらくは外で過ごす時間が長くなりそう。

 

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鍋平高原トレッキング

2008年11月12日 | セカンドルーム

 
 小春日和に誘われて、新穂高の鍋平高原をトレッキングしてきた。
紅葉も終わって、道は落ち葉のじゅうたんが敷きつめられ、葉を落とした木々の間からは高い山が白く輝いていた。


槍ヶ岳をバックに2階建てのゴンドラが、船のように浮かんでいるのが印象的だった。
ここはパノラマコースや自然観察コースなど、道や標識も整備されているので楽しく歩くことが出来る。
ロープウェイで往復する人は多いが、ここを歩く人はあまりいないので、静かな散策が楽しめる。
雪が降れば、ガイド付きのスノートレッキングも開かれる。


帰りに立ち寄った、佳留萱山荘の露天風呂は日本最大級と謳っているが確かに広い。
源泉は80℃と高温なので加水して適温にしているが、消毒や循環させてないので純粋な温泉が楽しめる。

 
温泉が吹き上げたり、滝のようにほとばしる姿は豪快で、深さが胸まである大野天風呂はプールのように広い。
紅葉は終わったけど、槍・穂高を眺めながら入る温泉は体の芯から癒される。
ここは混浴であるが、1時間ほど入っている間に客は一人も来なかったので、写真を撮ったり泳いだりと広い湯船をひとり占めして楽しんだ。
以前来た時は、幸運にも女性グループと一緒になったが、大自然の中の大きな岩風呂は、人を大らかにする様で違和感はなかった。
水着、水泳パンツ禁止と掲示してあったが、タオルでぐるぐる巻きもルール違反だと思う。

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自給自足?の晩飯

2008年11月11日 | セカンドルーム

  

すっきりしない天気の一日であったが、西の空を真っ赤に染めて夕日が沈んでいった。
今夜の夕食は、「すくなかぼちゃ」の煮付けと自家栽培のナメコ汁を作った。
ご飯は、先日近所の人から頂いた新米を、毎日焚いて食べている。
少しばかりの手伝いで、過分なお礼を貰い恐縮してしまうが、夏は蛍が飛び交う有機栽培の田で育ったお米はとても美味しい。


田んぼに干草や堆肥をたっぷり漉き込み、清浄な空気と水で育った稲は、刈り取った後天日で「はさ干し」される。
手間ひまかけた米つくりの過程をすべて見ているので、安全安心感が美味しさをいっそう増幅しているようだ。
炊き立てのご飯は、味噌汁と漬物でもあれば、他におかずは無くても十分満足できるくらい美味しい。


終わったと思っていたナメコが、霜が降りてもまだ少しずつ出ている。


今年は菜園で作っていた飛騨特産のすくなかぼちゃを、すべてイノシシに食べられてしまった。
噂を聞いた近所の人が同情して、通りかかった都度あちこちから声がかかり、貰ったかぼちゃが10個ほどになった。
鍋に1杯煮ておいても、1週間ほどは飽きずに食べられるくらい美味しい。
良いことも悪いことも、すべてその日のうちに伝わるような小さな集落は、住む人は少ないが親切な人はたくさんいる。

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雪山の準備

2008年11月10日 | セカンドルーム

 

高い山の雪が少しずつ麓に近づいてくると、年甲斐もなく心がときめく。
今日は半年ほど眠っていたウェアの風干しをして、雪山用具の点検をした。


先日名古屋で買ったウインターバッグに用具を装着しながら使い方の予習をした。
冬はスノーシューを使うことが多いので、それを収納できるバッグを探していたが、今まではどこの店にも置いてなかった。
止む無くバンドで縛り付けていたが、バランスも悪く不安定な上、中の物を取り出すのが不便だった。
今シーズンは2~3のメーカーから出ているようで、早速north faceの35Lを買うことにした。
スノーシューの取り付けも簡単で、中も2気室に分かれ、背部や横からも荷物の出し入れが出来るようになっている。
収納も外部のウエストバンドやショルダーバンドに6個、中にもいくつかポケットが付いている。
片方のショルダーバンドの内部は、給水チューブを通す構造になっていて、外気に晒されないので、飲料水も凍結する心配はない。

 
シャベルやスキー、ピッケルの装着も出来るし、ストラップも使い切れないほど付いている。
最近のアウトドア用品は至れり尽くせりで、バッグひとつをとっても多機能化され、どこに物を収納したか忘れてしまいそうだ。
用具だけは進化していくが、体力と知力はそれについて行けない。

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飛騨種蔵新そばまつり

2008年11月09日 | セカンドルーム

 

飛騨市宮川町種蔵は、宮川沿いの町から更に険しい山道を登った奥にある小さな集落で、石積みの棚田の中に板倉が点在し、山村の原風景が未だに残っている。
高冷地の厳しい自然環境の中で、営々と維持されてきた田畑や暮らしが、過疎化と住民の高齢化で崩壊が危惧されている。

 
昔は種蔵集落に23戸の家があったが、今は13戸しかない寒村であるが、800年以上の歴史がある山村の暮らしと文化を次世代に伝えようと、様々な集落再生計画が進められている。
古民家や板倉を利用した宿泊施設、集落散策路の整備、景観・農地の保全、地域交流イベントなどが少しずつ進められている。

 
「飛騨種蔵新そばまつり」も村おこしの一環で、今年初めて開催された。

 
交通が不便な僻地にあるので、荘川新そば祭りほどの賑わいはなかったが、一枚600円のざるそばと、500円の岩魚の炭火焼は美味しかった。
宮川町の万波高原は、農地開発で高原野菜が生産されているが、標高1.000メートルの冷涼な高地で育った万波そばも人気が高まって来たようだ。
種蔵集落が山村文化を通して町の人たちと交流が盛んになり、美しい棚田や集落が維持されることを願いたい。

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山里のおやつ

2008年11月08日 | セカンドルーム

  

今日は風が冷たく、まわりの景色も少しずつ冬枯れに変わっていく。


近所で拾ってきた銀杏をしばらく水に漬け、外皮を取り除いて実を干しておいた。
処理する時は結構臭くってうんざりするが、琥珀色の中の実は外の臭さに似合わず美味しい。


山栗は食べ終わったので、今は銀杏を毎日10粒ほど、ストーブで炙って食べている。
大豆は野うさぎにほとんど食べられてしまったが、それでも瓶に1杯ほどは取れたので、同じようにおやつにしている。
沢クルミもたくさん落ちているが、実が小さくて食べるのに手間がかかるので、余程暇な時か他におやつが無い時にしか食べない。
リスもあちこちに木の実を貯め込んで食べているようだけど、山里のおやつもしばらくは、リスと同じように楽しめそう。

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暖かい朝

2008年11月07日 | セカンドルーム

 

11/7

今朝は雨が降っていたが、立冬の朝にしては暖かかった。

 11/6


11月に入って霜が降り、水溜りには氷も張るようになって、いつ雪が降ってもおかしくないと思っていたので雨は意外だ。
霜が降りると、僅かに残っていた赤い葉が茶色に変わって散っていく。

 11/6
昨日は、犬の水も落ち葉ごと凍っていた。
外に置いてある車のガラスも夜露がカチカチに凍結しているので、掻き落とすのに手間がかかる。
棒の先端に付いているプラスチックやゴムのへらで氷を削りブラシで掻き落とす道具は、冬の必需品になっている。
ホームセンターには雪国ならではの防雪、凍結防止用具が店頭にたくさん並ぶようになった。

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初冬の乗鞍スカイライン

2008年11月06日 | セカンドルーム

 

冬季閉鎖中の乗鞍スカイラインは、静寂の別天地で右に左に展開する雄大な自然景観を独り占めできる。
この時期には珍しい小春日和の陽だまりは、雪山を感じさせない温もりも心地よかった。
朝8時頃、平湯峠に立った時は、白山を背に高山盆地は朝霧に包まれていた。

 槍ヶ岳

 笠が岳

 穂高岳
高度が上がるにしたがって、まわりの山が眼前に迫り、夫婦松では360度の眺望が楽しめた。

 猫岳

 四ツ岳
乗鞍連峰の猫岳や四ツ岳を見上げると、ハイマツや岩が露出していて、雪に覆われるまでは登れない。


土俵ケ原は風の通り道になっていて、寒風が吹きすさび長くは留まれなかった。
このあたりの吹き溜まりは、シーズン開けに高さ数メートルの、雪の回廊として人気がある。
岩にはエビノシッポが大きく伸び、山頂方面は冬山の片鱗を感じさせる風景だった。

 
好天に恵まれた往復6時間ほどのコースは、既に動物たちだけの世界になっていた。
トウヒ、ツガ、トドマツなどの白骨化した枯れ木が痛々しかった。
道路沿いにだけ目立つのは、大型バスなどの排気ガスの影響が大きいのだろうか。

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MTBの試走

2008年11月05日 | セカンドルーム

 

10年以上も使っていたMTB(マウンテンバイク)の具合が悪くなったので買い替えた。
本格的なMTBは数十万円もするが、競技に出るわけでもなく、この先それ程長く乗ることも無さそうなので、Panasonicの普及モデルにした。
今まで近所の凸凹道や林道を走っているが、いつも重宝するのは登山の時である。
縦走したり登山口と違う下山コースをとる場合、予め下山予定地に自転車をデポしておいて、下山後その自転車を飛ばして登山口に駐車してある車に向かう。
同じコースで頂上を往復する場合でも、槍・穂高方面の右俣谷や、笠が岳・双六岳方面の左俣谷は砂防工事用の作業道が7~8キロも続き、延々と歩かされる。
一般車両は通れないので自転車を利用すれば、登りはちょっときついが下りは30分ほどでスイスイ走れるので、味気ない車道歩きをしないで済むし、時間の短縮も出来る。
今日は新車のテストをかねて、冬季閉鎖中の乗鞍スカイラインを走ってきた。
平湯峠のゲートから夫婦松までは雪もほとんど融けていたので、1時間ほどで登ることが出来た。


ここから先は積雪があり、下りのテストをしてみたら、雪が締まっていて何とか走れそうなので自転車を引いて登った。
連休に来た人たちの山スキーのシュプール?や動物の足跡がたくさん残っていた。

 土俵ケ原
四ツ岳の麓あたりから雪が深くなったので、自転車をここにデポし、今日の目標としていた土俵ケ原までは歩くことにした。
登りはゲートから4時間半程かかったが、下りはいたって快調で、雪面もぺダルを漕ぐこともなく両足でバランスをとりながら楽に下れた。
特に夫婦松からの下りは雪も消えていたので、10分足らずでゲートに着いた。
登りは暑くて汗をかいたが、ぺダルを漕がない下りは、防寒ウェアや厚手の手袋をしていてもすっかり凍えてしまった。

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楢の伐採作業

2008年11月04日 | セカンドルーム

 

紅葉が終わりに近づき、山の木々が赤茶けて、枯れ葉が盛んに舞っている。
冷たい風が吹き始める今頃は、樹木も休眠期に入り、木を伐採する好機である。
休眠に入ると、木は余分な水分を吸わず、用材として使う時に乾燥期間が短くて済むし、きのこ栽培のほだ木に使う場合は、枝葉を付けたまま「葉枯らし」して置けば、翌春に植菌する時ちょうど良い含水率になる。

 


今日は、密生している場所から手ごろな太さの楢の木を選び5本伐り倒した。
倒す方向に受け口を切り、反対側の追い口からチェンソーで切っていくと、予定通りの方向へ倒れていく。
樹種によっては、途中で木が裂けて跳ね上がったり、枝の向きや風などで思わぬ方向へ倒れて怪我をすることもあるので、慎重にやらなければならない。
山仕事をする人たちから教わりながらやっているが、やはり素人でもコントロール出来るのは直径20センチまでの木であると思っている。
それ以上の太さの広葉樹は幹が曲がっていたり、枝が倒したい逆方向に張っていたりするので、ロープやくさびを使って倒すことになる。
こうした作業は経験が要るし、山中から太い木を下ろす作業も大変なので、無理はしないことにしている。


道具はチェンソー、鳶口、鉈、鋸などを使い、ヘルメットや安全靴も欠かせない。
きのこ栽培に使う木は、そのまま葉枯らしをして来春に植菌をし、薪用の木は下まで運べる長さに玉切りして、少しずつ下ろして薪作りをする。
毎年山の色が変わっていく様子を見ながら、同じ仕事を繰り返しているが、倒す木の太さだけは、体力相応に年々細くなっていく。

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あぶらえの収穫

2008年11月03日 | セカンドルーム

 

秋が深まってくると、あぶらえ(荏ごま)の取り入れが始まる。
刈り取って数日間天日に干し、良く乾いた頃に棒で叩いて実を落とす。
それを何度もふるいにかけて、芥子粒ほどのあぶらえが収穫できる。
飛騨では煮物、和え物、薬味などに使い、家庭料理には欠かせない一品になっている。
五平餅やおはぎにまぶしても風味が増しておいしくなる。

 
毎年今頃の時期になるとよく見かける風景だが、飛騨の伝統食材は、今も元気なお年寄りの手作業によって支えられている。

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荘川新そば祭り

2008年11月02日 | セカンドルーム

 

早朝の散歩で、辺りの草むらや吐く息が白くなり、霜月の名がぴったりするようになった。
秋が深まると、新そば、新酒、新米などが次々と出てくるので、食い道楽にはたまらない。


今日は高山市荘川町の「荘川新そばまつり」へ行ってきた。
そば打ち教室や名人の模範そば打ち、物産即売会などが「荘川の里」の特設会場で行われていた。

 
近在の蕎麦屋さんが店を臨時休業にして、この会場で実演をしながらそばを食べさせてくれる。

 
大勢の来場者が行列を作って並んでいるので、挽きたて、打ちたては無理で、ビニールの袋詰めのそばが大釜で次々に茹でられていた。


名人たちの打ったそばが混じっていればラッキーだが、1枚500円のざるそばはイベント用の味だった。

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ホットカーペットで冬支度

2008年11月01日 | セカンドルーム

 

日ごろの生活は、10畳ほどの板の間で過ごしている。
床は厚さ2センチほどの栗の1枚板、天井は杉板が梁の上に乗っていて、それが2階の床になっている。


壁は板と土壁で、建具は障子と板戸の典型的な田舎家で、天井が高いので暖房をしている時はファンを回している。


断熱材は使っていないので、湿度によって伸縮が激しく、特に床板の下は何も無いので、目張りをしてもどこからか冷気が入ってくる。
夜中に薪ストーブの火が消えて、寒さで目を覚ますこともあったので、それ以来ホットカーペットを使うことにしている。
板の感触は好きだが、氷のように冷たくなる床には勝てないので、毎年真冬は利用している。


まだ使うほどの冷え込みはないが、部屋の掃除のついでに半年振りにカーペットを敷いた。
部屋の模様替えで気分転換も出来たし、早めの冬支度で何となく余裕も出てきた。

    「飛騨の紅葉」をUPしたのでご覧下さい。

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