名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

名古屋へ

2009年02月13日 | セカンドルーム

 

昨日の午後、雪に囲まれた家を出て名古屋へ向かった。
午前中に除雪車が来たので、道路際の雪の壁を取り除き、通路の雪かきをした。


暖冬の今年は、除雪車の轟音を聞くのも、シャベルで雪かきをするのも久しぶりだ。
週末には集落の防災連絡システムの説明会とか、木工関係の会合があるが、名古屋の用事を優先することにした。
最近は都会の匂い嗅ぎたくなるのか、些細な用でもこまめに通うようになってしまった。


近頃は過疎の山里にも、高速通信システムや様々な伝達システムの端末機器、ケーブルTVなど都会並みの設備が整いつつある。
先日も説明会があって出席してきたが、一人暮らしの老人や老夫婦だけの家にとって便利で必要な設備に違いないが、いざ使う段になって十分に用をなすのかと考えてしまった。
隣のおばあさんが、往復10分もかけて回覧板を届けてくれた時の会話のほうが、ずっとありがたいと思っている。
余分な情報に翻弄されるよりは、のんびり暮らしたいと思うものの、それに堪えるゆとりが無くなっていくようだ。

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春の日差し

2009年02月12日 | セカンドルーム

  

昨日の夕方、散歩の途中で雪が激しく降り始めた。
一晩降り続いたのか、今朝は一面の雪景色に変わっていた。
同じ場所の景色も、ちょっとお化粧をし直すだけで見違えるようにきれいになる。
ユキ(柴犬)も久し振りの新雪に、お腹をこすりながら走り回っていた。

 
散歩コースの小高い丘から見下ろすと、春のような日差しに包まれた家並みが、暖かそうに見えた。

 
外気温は-6℃だったが、日差しは春の強さに変わっていた。

 

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天生峠の手前で撤退

2009年02月11日 | セカンドルーム

 

昨日は目まぐるしく変わる天候の中を、天生峠でスノートレッキングをしてきた。

 
飛騨河合と白川村を結ぶ天生峠は、冬の半年間は積雪のため閉鎖されている。
両白山地と飛騨高地の間にある峠一帯は、有数の豪雪地帯の上、小鳥川沿いに蛇行しながら走る国道360号線は、急峻な山腹をえぐった細い道で、山側は崖が覆いかぶさるように迫り、谷側も急角度に落ち込んでいる。
新緑や紅葉の時期に訪れるライダーからも、酷道と恐れられている難所である。
冬季の高山から白川郷へのルートは、国道158号線を利用して荘川経由で行っていたが、最近は高速道路が開通したので国道を通る車は激減した。
旧越中街道の天生峠越えの道も、いずれ消え去る運命にあるかも知れない。
麓の天生集落に車をとめ、登り4時間、下り3時間と読んで、車道を歩いて峠を目指した。


出発時は晴れていたが、西の空から灰色の雲が流れてきて雪が舞ったり、薄日が射したかと思うと強風が吹き付けたりと不安定な一日だった。


途中何ヶ所も雪崩の跡があり、デブリが45度の角度で道を塞ぎ、そのまま谷底へ落下していた。
不安定な雪は落ちてしまったと信じながら慎重に横切ったが、防護壁の太い鉄柱をへし曲げ、木をなぎ倒す雪崩の威力に足がすくんだ。
標高1.000mを越すあたりから雪も深くなり、ラッセルに息が上がり距離が稼げない。


スタートから4時間を過ぎたあたりで前方を見上げると、天生峠とおぼしき鞍部が望まれたが、時間切れでUターンすることにした。
峠を目前にして撤退に未練は残ったが、横殴りの雪と鼻水が凍る寒さで気力も萎え、名だたる豪雪地帯の手強さを痛感した。
強行していれば、今頃は峠に棲む妖艶な美女にすり寄られ、一緒に深い雪の下で寝る羽目になっていたかも知れない。

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天生峠スノートレッキン

2009年02月10日 | セカンドルーム
飛騨河合と白川村を結ぶ峠を往復して麓に下りて来ました。
冬季閉鎖中の峠道は意外に手強く、一人ラッセルに苦しみ、横殴りの雪に震えながら無事下山しました。
これから温泉に入って汗を流してから帰ります。
午後5時 携帯で投稿
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杉林

2009年02月09日 | セカンドルーム

 

陽射しを遮る裏山の杉の木を少しずつ伐採してきたので、まわりは多少明るくなり、そのあとにタラの木や、朴の木、ナラ、クリなどが生え始め、春にはワラビやゼンマイも出るようになった。
30年生ほどの杉は市場価値はないし、製材や運搬コストも高いので、大半の植林地は手入れすることも無く、放置されたままになっている。
伐採した杉丸太で裏山の土留めや作業道の階段を作ったが、数年で腐って消えてしまった。
薪ストーブの燃料にも使ってみたが、一気に燃え尽きてしまうので薪の用も足さない。
丸太で屋外用のベンチや椅子も作ったが、湿気の多い山裾では腐食も早く長く使えなかった。


残った杉林は、きのこ栽培のほだ場に利用して、日除けや雪除けに少しは役立ってはいるが、杉もこの程度では不本意だろう。


飛騨では見捨てられている杉を利用して、ナメコのほだ木にしたり、杉材を圧縮して家具用材に使ったりと、色々な利用法を試みているが一般化はしていない。
杉は適材適所の場を得られないまま、花粉だけを撒き散らし、自然の風景を損なって人々に嫌われている。

 

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春の陽光

2009年02月08日 | セカンドルーム

  

昨夜から降り始めた雪が、今朝も舞っていた。
今年は雪雲が何日も居座って、見る見るうちに積もっていくような激しいドカ雪はない。
淡雪や粉雪が短時間舞っただけで、すぐにお終いになってしまう。
空は明かるいし、裏山で風が唸っていたので、天気は良くなるだろうと思っていたら、お昼ごろには雲一つ無い晴天になった。


薄っすらとおしろいをのせた程度に黒い地肌を覆っていた雪も、瞬く間に消えていった。
強い風がもやや雲を吹き飛ばしたのか、明る過ぎるくらいの空になった。
朝のうちは真っ白だったが、南斜面の雪はすぐに消えていく。
風は冷たいが、太陽の光は春そのものになって来た。


乗鞍岳は裾の方にも雪が少し下りてきて、いつもより量感を増していた。

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冬の合い間に春が・・・

2009年02月07日 | セカンドルーム

 

放射冷却で今朝の冷え込みは強く、外の気温は-9℃を指していた。
太陽が昇れば気温も上がり、雪面に反射する光が眩しい。
日差しが強くなったので、南斜面の雪は見る見る融けていく。


水路をふさいでいた雪も無くなり、雪解け水が勢いよくほとばしっている。


しばらく見ない間に、日向のねこ柳は殻を破って、暖かそうな綿毛をまとって開いていた。


杉の木も赤錆色に変色した実をたわわに付けて、今にも花粉を飛ばしそうだ。

 
山に入る猟師も雪が少なくて、足跡を探すのが大変だとぼやいていた。

日陰の作業場は、お昼近くになってようやく気温もプラスになった。


冷蔵庫の中では、長時間の細かい作業が出来ないので、能率が上がらない。
夕方から雪になるようだが、冬の合い間に春の兆しを目にするようになった。

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テレビ日和?

2009年02月06日 | セカンドルーム

 

今朝起きたら雪が降っていた。


気温は-4℃で、今の時期としてはそれ程寒くないので、気圧配置が完全な冬型ではないようだ。


間もなく灰色の雲が切れて、日差しが少し戻ってきた。
すっきりしない空模様で、外へ出るのも億劫とテレビを見ていたら、円天を盛んに報じていた。
使っても減らないお金とか、円天市場など荒唐無稽な小道具で騙されてしまうのがおかしいが、それを信じ込ませるのが一流ペテン師たるゆえんなのだろう。
だますつもりは無かったとふてぶてしく開き直られては、被害者も浮かばれないが、この程度の厚顔無恥でなければ人は騙せない。
一人暮らしの高齢者や、小金を貯めこんだ女性の被害者が多いことも、振り込め詐欺や過去の事件と共通している。
小金は無いが、ターゲットの一人なので気を付けないと・・・
なぜ同じような手口で騙されるのかと不思議に思ったが、多分99.9%がだめでも0.1%でも引っかかれば、詐欺師業界の懲りない輩は、舌を出してほくそ笑んでいる事だろう。
箪笥の奥深くに眠っていた埋蔵金が、ペテン師を通して日の目を見れば、多少景気浮揚になると不謹慎なことを考えてしまうが、国民の99%以上が影響を受ける「やるやる詐欺」だけは願い下げたいものだ。
暇人がテレビを見ると、つまらないことを考えてしまう。

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上高地スノートレッキング

2009年02月05日 | セカンドルーム

 

  焼岳

 

立春の昨日は、日本列島が高気圧に覆われ好天が期待されたので、上高地へ出かけることにした。
家から安房トンネルを越えて、1時間足らずで上高地の入り口「中の湯ゲート」に着く。
冬季閉鎖中のため、ここから歩く事になるが、釜トンネルの中は所々に非常電話や火災報知器のライトがある以外、ほぼ暗闇状態で抜けるまで長く感じる。
旧釜トンネルの頃は、入り口が雪で埋まって、人が通れるくらいの穴が開けられ、中も漏水のため太いつららや筍状の氷柱があちこちにあり、怖い思いをした頃に比べれば今は難なく通過できる。
トンネルを抜けて真っ先に飛び込んでくるのは、噴煙たなびく焼岳である。
梓川を左手に見ながら車道を進んでいくと、大正池の向うに穂高連峰が聳えている。
このあたりはいつも雪崩が起こる場所で、案の定2ヶ所に立ち木を巻き込んだデブリが道をふさいでいた。

 
霧が立ちのぼり、霧氷の美しい大正池から遊歩道に入り、樹林帯を通って田代池へ向かった。


トレースがたくさんあり、そこを歩く分にはつぼ足でも雪に沈むことも無く、最後までスノーシューもアイゼンも使うことは無かった。


静寂の田代池は、霧氷が朝日にキラキラと輝き、幻想的な風景に、しばらく見とれていた。
ここから田代橋を渡り、梓川の左岸を通って河童橋に向かった。

 
河童橋から見る穂高連峰は、絵葉書的な美しさであったが、岳沢や山麓の雪は少なく4月頃の感じだった。
帰りは右岸の遊歩道を通り、大正池で車道に出て再びトンネルを歩いて中の湯ゲートに着いた。
帰途、安房峠の中腹にある一軒宿「中の湯温泉」に立ち寄り、湯船から穂高の白い峰に別れを告げた。
中の湯のご主人が、こんな雪の少ない年は初めてだし、去年の立春は-18℃であったが、今朝はプラス1℃もあったと驚かれていた。
上高地で会った砂防パトロールの人も、長年ここに来ているが、厳寒の上高地で雪も少なく暖かい陽気はおかしい。まるで春が来たようだ言っていた。
かつて、弁当のおにぎりがカチカチに凍って食べられなかったこともあったが、最近はそんな経験はしたことが無い。
最後の休憩地の大正池で、脱いだ手袋を忘れてきてしまったことを、トンネルの入り口まで気が付かないほどの暖かさだった。
山でも小さな異変が起こっている。

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上高地に居ます

2009年02月04日 | セカンドルーム
上高地の河童橋に来てます。
雲一つ無い快晴で、穂高も焼もご機嫌で迎えてくれた。
雪も少なく暖かい上高地にはびっくり!
これから中の湯へ下って、温泉に入って帰ります。
12時 携帯で投稿
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今日の一日

2009年02月03日 | セカンドルーム

 

買い物や雑用などで、週に1回ほど高山の町へ出かけている。
たまには町の空気も吸いたいし、旨いものも食べたくなって、その日はフルに動き回る。
我が家の周囲は白一色の冬景色だが、高山の市街地は雨が降ったり、暖かい日が続き路面には一片の雪も無かった。

 高山はコインランドリーが多い
11時に家を出て、郵便局で少々お金を下ろし、当選年賀はがきを切手シートに交換し、コインランドリーで洗濯をしている間に飛騨ホテルプラザのランチを食べ、バローショッピングセンターで食品などの買い物をした。
恵方巻が山のように積まれ、買い物客が次々にカートに入れていた。以前はそれ程目立たなかったが、最近の流行りなのだろうか。
一本丸かじりする自信がないので、横目で見ながら食パン、牛乳、ジャム、トマト、いちご、豆腐、鍋焼きうどん、刺身、アジの干物などを買った。

 煥章館
煥章館(図書館)で3冊返却し2冊借り、仕上げは高山グリーンホテルの日帰り温泉でサッパリしてきた。

 
帰り道に見た乗鞍岳は、高曇りか黄砂なのか霞んだように浮かんでいた。
夕方家に着いてユキ(柴犬)を見た途端に、ドッグフードを買い忘れたことに気が付いた。
またドジをやってしまった・・・

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春木山

2009年02月02日 | セカンドルーム

 

先日は陽だまりで蕗のとうを見つけて、早い春の訪れにびっくりした。
いつもは早春に残雪を割って顔を出すのに、数日間の暖かさで雪のしとねを剥がされて、蕗もびっくりしたことだろう。
飛騨地方も2月に入って再び真冬に戻り、あわてて顔を出した蕾も雪の下に隠れてしまった。
今日は陽射しに誘われて裏山に入り、先日途中で切り上げてしまった作業の続きをやった。


伐り倒してあった楢の木の枝を払い、幹を1m程の長さに玉切りする作業である。
足場も悪く要領も悪いので、僅かな仕事にずいぶん時間が掛かってしまう。


氷点下の裏山は手の感覚が無くなるほど冷たかったが、体は湯気が出るほど暑くなった。
飛騨では2月になると、山に入って薪を切り、積み上げて乾燥し翌年の冬にそれを使う。
薪のことを春木と云い、薪が積んであるところを春木棚、山へ木を伐りに行くことを春木山というが、囲炉裏やかまどが無くなった今は、お年寄りしか使わない言葉になってしまった。
他所から来た者が、まねごとの春木山を楽しんでいる。

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岩井神社の節分祭とどんど焼

2009年02月01日 | セカンドルーム

 

昨日の陽気と一変して、朝から雪が降っていた。
月が変わり、周りの景色は化粧直しをしたように、白一色に変わってしまった。

 
お昼過ぎにはようやく雪も上がり、岩井神社で節分祭と「どんど焼」が行われた。
集落の氏子だけで執り行われる季節ごとの神事の一つで、五穀豊穣や家内安全などを祈願する。


境内では「どんど焼き」が行われ、古いお札やしめ縄が赤々と燃え上がっていた。
底冷えのする境内から、春の兆しは何一つ見当たらなかったが、春を迎える赤い炎を見ているだけで、身も心も温まり清められる思いだった。
すべての神事が、数少ない集落の人たちだけで維持していくのは大変なことだが、節目が来れば毎年滞りなく行われている。
山里の人たちが信仰深いのは、自然と共に暮らしていく上で、心の支えになっているからだろう。

 「飛騨の山里暮らし」 2月号をUPしたのでご覧下さい。

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