名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨の山里は錦絵から墨絵の世界へ

2012年11月15日 | セカンドルーム

 

本格的な冬の前触れになるような雪と寒気が、山里にやってきた。
今朝起きたらあたりは一面の雪景色で、断続的に降り続いている。


ユキも小屋から出て、久しぶりに雪の感触を楽しんでいる。


つい先日までは錦絵のように絢爛豪華な装いをしていたが、一夜で音も色もない墨絵の世界に変わっていた。


11月も半ばになれば、いつ雪が来てもおかしくないので、山里の人たちは冬やわいに怠りはない。
それでも、この降りようでは慌てた人も多かったことだろう。
この時期に根雪になることはないので、しばらく待てば小春日和も来てくれる。
そんな繰り返しをしながら、長くて寒い本格的な冬がやって来る。


午後、降りしきる雪の中を、高山市民文化会館へ行ってきた。
センターラインや側端の判らない道を走るのは久しぶりなので緊張した。


今日の催しは、高山市自主活動連絡会主催の5周年記念「感謝の集い」で、集落の人に誘われて行ってきた。
高山市は、高齢者の健康と生きがい作りのため、健康サロンや趣味、娯楽などの活動を地域単位で推進しバックアップしている。


今日はその活動の発表会で、大正琴や民謡、踊り、カラオケ、フラダンス、寸劇など、元気なおばあちゃんやおじいちゃんたちの出演で盛り上がっていた。


出演者はほとんどがおばあちゃんたちで、踊りの輪の隅で二人のおじいちゃんが控えめに踊っていたのが印象的だ。


飛騨でお馴染みの獅子舞は、男だろうと思っていたらこちも女性で、おじいさんは押され気味だ。
踊りの最中に勢い余って舞台から転落して、気を失うという出来事があった。
救急車で運ばれていく時には意識は戻っていたが、大事にいたらなければいいのだが・・・
ハプニングは別にして、女性パワーの圧倒的な強さを見せつけられた一日だった。

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蕎麦打ち名人から新そばが届いた

2012年11月14日 | セカンドルーム

 

今朝は氷雨が降っていたが、お昼前にはみぞれから雪に変わった。

路面は未だ地温が高いのでそれほど積もらないが、野山は瞬く間に白くなっていく。


紅葉もいくらか残っていたが、雪で隠れてしまった。


今朝方、ユキの小屋に雪除けの毛布を吊り下げおいたので、ぎりぎり間に合った。

友人の蕎麦名人が、岡山蒜山産の粉で打った新蕎麦を送ってくれた。
研究熱心な彼は、全国のそばの産地を訪ね歩き、名店ときけば遠路を厭わず食べに行って、舌と腕を磨いている。
日々の修行と他流試合の場数を踏み、最近は流れ職人の風格も出て、10年来頂いているが年々向上の様子がうかがえる。
特筆したいのは、ボランティアで老人介護施設を訪問し、実演を交えてそば談義をしながら、三たて蕎麦を提供している。
入居者が蕎麦打ちに参加したり、そばを食べに行った時の記憶が蘇ったりして、脳の活性化にも効果があるようだ。


さっそく大鍋で60秒間湯がき、冷水で締めていただいたが、しっかりした食感が好みに合い、キレがある割りに喉ごしも滑らかだ。
最初はシチリア島産の岩塩で味わったが、しゃきっと塩が効いて蕎麦本来の味と香りを出してくれた。

次にミツカン「追いがつお節つゆ」で食べたが少し甘過ぎたので、今朝がた掘った山わさびをたっぷり使って、贅沢なわさび蕎麦にした。
窓の外は大粒の雪が降っていたが、薪ストーブの暖かい部屋で食べる冷えて締まった蕎麦は、どこの名店そばより旨かった。

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野菜の頂き物

2012年11月13日 | セカンドルーム

 

寒波接近の前触れなのか、今朝は辺りが霜で白くなっていた。

田んぼの水溜りにも薄氷が張り、冬の足音を強く感じる朝だった。


薄日が差し始めると、風もなく穏やかな日和となった。


昨日、留守にしていた家の玄関先に、里芋や白菜、大根、すくなかぼちゃが置いてあった。


朝の散歩中に声を掛けられて、差し入れてくれたお二人が分かり、お礼をすることが出来た。
わが菜園の収穫は終わり、ネギが少々残っているだけなので、お裾分けをしたとのことだ。
一人には十分過ぎる量だが、いずれも日持ちのする野菜なので、浅漬けや煮物などでしばらくは賄える。


里芋は大きな株を半割りにして小芋を外し、水路で洗って下処理をした。


田舎の人は桶に水を入れて、X型に束ねた棒でかき混ぜながら洗っている。
こんな光景を見かけることは稀だが、「芋を洗うよう」の譬えは未だに使われるのが不思議だ。
里芋は削り節をまぶした煮っころがしも旨そうだし、寒い夜は山形仕立ての芋煮もいけそうだ。


夕方、北西の風に乗って黒い雲が流れ、気温も下がってきた。
今夜あたりは、高い山に雪が降るだろう。

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初冬のせせらぎ街道を通って高山へ

2012年11月12日 | セカンドルーム

 

今朝、雨上がりの名古屋を出て高山に向かった。
晩秋の雨は寒さをつれて来ると言うが、さほどの寒さは感じなかった。
先週通った紅葉のせせらぎ街道は、落ち葉が舞う「枯れ葉街道」と化している。


馬瀬川畔の赤いもみじも、すっかり赤茶けていた。
清見庵でざるそばをテラスで食べたが、冷えたそばと外気で思わず震えた。


借景の紅葉を楽しんだのもつかの間で、前庭の紅葉はすっかり色あせ、芝生の上に落ち葉が敷き詰められていた。
今月の25日で営業が終わり、来年の4月まで冬季休業に入るとのことだ。
間もなくこの店も雪に閉ざされ、街道は除雪車が走るようになる。


お昼過ぎに家に着いたが、前山や裏山は初冬の装いで、枯れ葉が舞いすすきが風になびいていた。


1週間足らずで、季節は確実に進んでいた。

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愛知大学学園祭で神明社山車からくりの競演

2012年11月11日 | セカンドルーム

 

秋晴れに恵まれた昨日は、わが町の氏神様「神明社」の山車、唐子車と紅葉狩車、二福神車が引き揃えられた。

秋の例祭は終わったが、愛知大学名古屋キャンパスの学園祭に協賛するため、三車が蔵を出て勢揃いした。
お祭り一家の婿ちゃんはからくり人形を操り、小学生の孫娘たちはお囃子方で、それぞれ太鼓を叩き鼓を打っている。
不在がちな当主の役回りはなく、見物方?で行列にくっ付いて学校まで行ってきた。

舵方の巧みな方向転換を見せながら、交通の激しい通りを警察官の誘導もあって、30分ほどでキャンパスに到着した。


さっそく三車のからくりが披露されたが、文化財の指定を受けた江戸時代から伝わる民俗芸能と、若い学生たちのライブやパフォーマンスとのミスマッチの妙がとても面白かった。

名古屋駅の南に広がる旧国鉄笹島貨物駅跡地と、中川運河周辺の約12.4ヘクタールの土地が、「ささしまライブ24」として大規模再開発事業が進展中である。
今年の4月に愛知大学は、この地に新キャンパスを建設し、近郊から移転してきた。
かつて大都市の大学は、入学者の増加に対応するため、広い敷地を求めて郊外へ移っていった。
企業や住宅も、都心部の交通事情や環境悪化などで郊外や海外へ分散し、ドーナッツ現象が起こった。
その後、急速な少子高齢化は、逆ドーナッツを引き起こし、かつて賑わったニュータウンは衰退し、都心の高層マンションに人が集まるようになった。
大学も環境の良い広いキャンパスだけでは学生の人気を得るのは難しく、いくつかの大学が便利な都心へ戻ってきた。
家の近くには、大学のサテライトキャンパスが2校あり、広い建設予定地も確保されている。
ドーナッツ現象は、つい最近の出来事かと思っていたが、いつのまにか都心回帰の波が各分野に押し寄せている。

 

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名古屋柳橋卸売市場

2012年11月10日 | セカンドルーム

 

今朝は柳橋卸売市場へ買い物に行ってきた。
朝の7時頃が仕入れ客のピークのようで、人も車も多い。
土曜日ということもあって、料理屋や魚屋などプロに混じって、一般客の買い物客も多かった。


地物のタイやアジ、ボラ、メジナ、カサゴ、カワハギ、タコなどが無造作に並んでいる。
その脇には、マグロやブリ等、大きな魚も丸太のように置いてあるのが、いかにも卸市場らしくて面白い。

スーパーやすし屋ののイベントで、マグロの解体ショーを見かけるが、市場ではいつでも見事な包丁捌きを見ることができる。
魚は食べるのも見るのも好きだし、市場の雰囲気も好きなので、ことある毎に通っている。
以前はタイとかカツオを丸ごと買って捌いていたが、今は二人だけなので、小さなマグロの柵を一つ買ってきた。
包丁も出刃の大小から柳刃、鯵切りなど、かっこ付けてプロ用を揃えたが、今は柳刃1本あれば間に合うようになった。

 

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名古屋都心の老人向け施設

2012年11月09日 | セカンドルーム

 

名古屋の紅葉はまだ先のようだが、街路樹のイチョウやプラタナスは、いくらか色づいてきた。
暖かい日が続いているので、紅葉や落ち葉は12月に入ってからだろうか。

久しぶりに先輩と会食をしながら、四方山話に花を咲かせてきた。
昭和一桁生まれで、今は夫婦二人で都心のマンション暮らしを楽しんでおられる。
戦前戦後の混乱期に育ち、高度成長を支えてきた企業戦士は、趣味を楽しみジム通いに余念がない。
その傍ら、健康寿命を読んで身辺を整え、その先の段取りまで手際よく済まされている。
余生の過ごし方はともかく、その先の始末までは思いも及ばなかったので、何かと啓発される点が多かった。
同世代同士も似たような話題が多くなってきたが、具体的なアクションはまだ腰が引けている。
5年ほどの年齢差なのか、生き様の違いかは分からないが、参考になる点は多々あった。


話は変わるが、納屋橋の脇に建設中のビルが、来るたびに工事が進んで、家の周りの空がどんどん狭くなっていく。
名古屋駅の徒歩圏内なので、オフィスビルやホテルなどが建つかと思っていたが、「社会福祉法人・サンライフ」が運営する老人向け施設であった。
名称も「ジョイフル名駅」と決まり、介護老人福祉施設、ショートステイ、デイケアセンター、サービス付き高齢者向け住宅などの施設が入り、平成25年に開業する。
この種の施設は緑が豊かで静かな郊外にあるものと思っていたが、最近は便利な街なかにも建つようになった。
都会で暮らしていた人が、突然縁もゆかりもない田舎の施設へ入るよりは、昼夜行き交う車や不夜城を見下ろしていた方が心安らぐかもしれない。
老後のライフスタイルも、大きく変わっていく。

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名古屋都心の再開発

2012年11月08日 | セカンドルーム

 

今日の名古屋は、曇り時々晴れの穏やかな天気だった。
娘家族とおかあさんとのお供で、郊外のショッピングセンターへ行ってきた。
飲食から買い物、医療、娯楽施設など、何でもありの巨大なショッピングモールは、すべてここで用が足りてしまう。
とても全部の施設を回ることはできないが、その規模と内容を見ていると、都心の商店街やデパートの苦戦がよく分かる。

そんな折に、御園座と積水ハウス連名で「御園座共同ビル計画に係わる環境評価方法書のあらまし」と記されたパンフレットが、影響を受ける地区に配布された。
劇場「御園座」の経営不振が言われ、経営再建と老朽化した建物の建て替え計画が度々報じられていた。


115年の歴史のある劇場は、歌舞伎公演を中心に人気歌手の歌謡ショーなどで、多くの観客を動員していた。
全盛期の美空ひばりや森繁久弥の公演時の長蛇の列や、何台ものバスが劇場の周りに止まっていた光景を思い出す。
昨今は企業の招待など団体客が少なくなり、娯楽の多様化で個人客も激減し、経営の危機に見舞われている。

計画では45階建ての高層ビルに建て替えられ、低層部は新たな機能を備えた劇場や店舗、上層階は高品質の共同住宅にし、都心居住のニーズにこたえる施設にするとのことだ。
今後、説明会や公聴会などの諸手続きを経て、平成28年着工を目標に計画が進められる。
都心の生活人口が増え、劇場や店舗などの集客施設で、賑わいが新たに生み出されれば願ってもないことだ。
新生御園座もこれを機に、かつての大看板や団体客依存から脱却して、新しいエンターテイメントの世界を創ってほしい。
停滞していた都心の再開発が、少しずつ進んでいくようだ。

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名古屋で友人と会食

2012年11月07日 | セカンドルーム


昨日の午後、小雨の降る高山を出て名古屋に向かった。
途中のせせらぎ街道は紅葉が進み、カラマツはすっかり金色に変わり、盛んに葉を落としていた。


西ウレ峠の紅葉は終わったと思っていたが、緑の杉と真っ赤なモミジやドウダン、金色のカラマツが池面に映えてきれいだった。

 


今日は学生時代の仲間と、名古屋の老舗料亭「河文」で食事をしてきた。
寛永年間創業の尾張徳川家御用達であった店は、ちょっと敷居の高いところであった。
企業の接待やお座敷遊びをする旦那衆も少なくなり、昨年の経営譲渡を機に営業形態が変わり、比較的入り易い店になっていた。

純和風の建築だが、玄関を上がり廊下や階段を歩く時も靴のままでよかった。


さすがに座敷だけは靴を脱ぐが、席はテーブルと椅子が用意されている。
ホテルで和食を食べるときは何の違和感もないが、重要文化財の料亭を靴のまま歩くことに多少の戸惑いはあった。
かつて進駐軍が旅館や別荘を改造して、畳にじゅうたんを敷き大黒柱や屋久杉の天井にペンキを塗って、土足で家の中を歩いたことに日本人は驚いたという。

新しい経営者は、これまで閉ざされた料亭を若い人にも楽しんでもらい、椅子席を設けることで足の不自由なお年寄りも楽しめる空間にして、時代に合った料亭のスタイルを築きたいとのことだ。
昼の小懐石を食べたが、吟味された素材を使った料理は、量も手ごろでおいしかった。
400年の歴史を持つ料亭が、時代の波に晒されながら変貌を遂げていく。

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飛騨特産「あぶらえ」の取り入れ

2012年11月06日 | セカンドルーム

 

飛騨北部は、天気予報通り朝から冷たい雨が降っている。


雨が嫌いなユキは、いつまでも小屋から出ようとしない。
新しい藁布団も鳥の巣状になり、体に馴染んできたようだ。


昨日、隣町の大島町へ行ったとき、おばあさんがあぶらえ(えごま)の実を、鎌の背で叩きながら落としていた。
「あぶらえ」は飛騨の特産品で、煮物や和え物など家庭料理でもよく使われる。
青紫蘇とよく似た植物で、刈り取って2週間ほど乾燥した後に棒や槌で実を落とし、とうみなどで塵と実を選り分けた後に水洗いして乾燥する。
ゴマより小粒な実を取るのは手間が掛かるが、保存の利く栄養食で飛騨地方ではなじみの食材だ。
大島町のおばあさんは、まだ十分乾いてないが、明日は雨なので干し場から取り入れたとのことだ。


ここは四方を山に囲まれたわずかばかりの土地に5軒の家が点在し、今は老夫婦だけが3軒の家で暮らし、残りは空き家になっている。
桃源郷を思わせるようなのどかな集落であるが、自然条件が厳しく冬季は道路が閉鎖されるので、春の雪解けまで高山の町へ移住している。

わが家の前の田んぼに干してあった「あぶらえ」が、せっかく乾き始めたのに無情の雨に濡れていた。


急いで雨除けを被せた家は取入れが早く終わるが、人手が足りない家は雨に濡れて、また余分な日数が掛かる。
冬の訪れが早い山里の仕事は、いつも時間と追い駆けっこをしている。

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山里は落ち葉の季節

2012年11月05日 | セカンドルーム

 

毎朝散歩する林道の落ち葉が、日ごとに厚くなっていく。
カサカサと鳴る落ち葉のじゅうたんは、柔らかくて足にも優しい。

落ち葉の季節を迎えた山里は、枯葉が小鳥のように空に舞い、地面も錦で織りなされる。


裏山の朴の木もたくさん付けていた葉が、残り少なくなってきた。


道路際の桑の木も、昨日あたりから盛んに葉を落とし始めて、瞬く間に道を覆っていく。


銀杏の木はほとんど葉を落として、地面は黄色のじゅうたんが敷き詰めたようだ。


銀杏の葉が蝶々のように、赤いもみじに止まっている。


熟した柿の実はたくさん残っているが、葉は残り少なくなってきた。


おばあさんたちの朴葉拾いが始まったが、春先にひょうが降ったり、夏に虫が大発生して良い葉が拾えないとぼやいていた。
朴葉は塩水できれいに拭き、重石で型を整えて出荷される。
1枚10円ほどだが、疵のない葉は200~300枚に1枚ほどしかないので、手間隙の掛かる仕事である。
朴葉は飛騨地方の旅館や料理屋で、朴葉味噌や朴葉焼きなど、郷土料理の器として使われる。

 以前撮った写真

朴葉拾いは秋の風物詩になっていたが、籠や風呂敷を背負って、山から帰ってくる姿を見かけることが少なくなった。

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平湯温泉「やまがの湯」につかり、安房峠道路ドライブ

2012年11月04日 | セカンドルーム

 
今朝も冷え込みが強く、あたりは霜に覆われ、水溜りには氷が張っていた。

寒さに強いユキも、体が温まるまでは何となく動きが鈍い。


8時を過ぎて日向の霜は瞬く間に消えていくが、日陰はいつまでも残っている。


10時を過ぎても車のフロントガラスは凍結したままだった。 これからは霜落としの道具が欠かせない。

平湯温泉へ向かったが、日曜日にしては車も少なく渋滞はなかった。
雪は平湯トンネル付近の路肩に少し残っている程度で、走行に支障はなかった。


安房トンネル付近からは、温泉街を眼下に冠雪の笠が岳が望めた。


「穂高荘倶楽部・やまがの湯」の露天風呂は、遠くの雪山、紅葉、湯煙と三拍子揃い、身も心もすっかり温もった。


帰途、安房峠まで往復してきたが、紅葉の盛りは過ぎていた。


先日降った雪は除雪されていたが、上に行くにしたがって、日陰の雪は凍結状態となった。


安房平からは乗鞍連峰の猫岳や、大崩山が前方に見え隠れする。


峠の茶屋から安房山の樹氷も見ることが出来た。


峠から見た穂高連峰は、雪が予想していたより少なかった。
この峠道も、次の降雪でクローズされるだろう。
高い山や峠から、冬の足音は日を追って里に近づいてくる。

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高山市の中心地が変わっていく

2012年11月03日 | セカンドルーム

 

今日も朝から雲が厚く、時々小雨も降る肌寒い日となった。
紅葉の山も全体がくすみ、冬枯れの装いのようだ。


今朝、裏山でなめこを収穫したが、霜も降りるようになり、これで今シーズンはほぼ終わりそうだ。
なめこは去年に比べてやや少なめで、舞茸は大型が少なく小ぶりだった。
毎年椎茸は秋の出は悪いが、今年は極端に少なかった。
やはり夏場の日照りと秋口の少雨が影響したようだ。
干し椎茸や冷凍なめこにするほどは採れなかったが、自家用や茸が好きな人に配る程度はあったので、良しとしなければならない。


高山の町へ買い物に行って、11月1日にオープンしたショッピングセンター「フレスポ飛騨高山」へ寄った。
家具メーカー「飛騨産業」の工場跡地に建つ低層の和風建築は、町並みの景観を損なうことなく、まわりに上手く溶け込んでいる。
飛騨産業は、廃校になった「飛騨国際工芸学園」の施設を活用することになり、よく見かける廃墟が生まれなくてよかった。
スーパーや物販店、レストランにUNIQLOやAlpen、ABCマートなどの店が、瓦屋根の建物ごとに展開され、アーケードでつながれている。
一カ所で用が足りれば移動の手間が省けるので、雪国の生活がいっそう便利になるだろう。
UNIQLOの集客力には今更ながら驚くが、幾つもあるレジに買い物客が列をなしていた。

メガドラッグストアの「GENKY」も、22日にオープンを予定している。
マンションや老人介護施設、コンビニなども増えて、高山の中心地が大きく変わっていく。
その一方で、従来の商店は衰退し、過疎の集落では買い物難民が増えている。
どこの中小都市でも見受けられることだが、飛騨高山も例外ではない。

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乗鞍青少年交流の家の紅葉と雪景色

2012年11月02日 | セカンドルーム

今朝早く散歩をしていたら、北風に乗って風花が舞っていた。
耳が痛くなるほど空気が冷たく、鼻水が盛んに出た。
山の尾根辺りが薄っすらと白くなっていたので、標高の高いところでは雪が降ったようだ。


午後、県道岩井停車場線を走って、乗鞍青少年交流の家まで往復して来た。
途中の紅葉はまだ残っており、晴天だったらさぞかしきれいなことだろう。

しばらく上っていくと、雪が少しずつ多くなっていく。

交流の家付近は、ノーマルタイヤで辛うじて走れるくらいの積雪だった。


あたりはすっかり雪に覆われて、墨絵の世界に変わっていた。

 シラカバの森

 カラマツの森


シラカバやカラマツなどの葉は、わずかに色を残して雪を染めている。


交流の家の午後2時の気温はマイナス1℃で、辺りの静けさもあって寒々としていた。
同じ町内でも、ここは一足早く冬がやって来る。

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名古屋から高山へ

2012年11月01日 | セカンドルーム

  長良川SAのドッグラン

今朝8時に名古屋を出て、東海北陸道で高山に向かった。
美濃あたりの山は少し色づいた程度で、長良川SAの木々もまだ緑が濃い。
北上するに従い、沿道の紅葉が鮮やかさを増していく。


標高の高い「ひるがの高原」SAは盛りを過ぎて、付近の山は赤茶けてくすんでいた。


ここで下りて158号線を走ったが、荘川あたりは落ち葉が風で舞い上がり、紅葉の終わりを告げているようだ。


カラマツも金色に染まった針のような葉が、フロントガラスに降り注いでくる。


お昼過ぎに家に着いたが、室温が7度で冷え切っていた。
いつものように留守にしていた家の点検をし、通水や通電を確かめ、薪ストーブで部屋を暖めて一息ついた。


夕方、ユキを連れて散歩に出かけたが、北西の風が強く乗鞍岳の上空方面は真っ黒な雪雲に覆われていた。


家に着いたら小雨が降り始め、裏山では風が唸っている。
飛騨地方は、11月らしい寒さがやってくるようだ。

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