台風11号の影響で、朝から雨が降ったり止んだりしている。
時折激しく降るが、長く降ることはなかった。
毎週木曜日定例の円空彫刻の稽古で、荒子観音寺へ
行ってきたが、境内は静寂そのものだ。
帰りに通った中川運河も、余り波立つこともなく静かだった。
スピードの遅い台風は、明日以降に影響が出るようだ。
今日の中日新聞「この人」欄に、JTBが選ぶ
サービス最優秀旅館に選ばれた高山の旅館の女将が紹介されていた。
「料理の好みや、浴衣のサイズなどの情報収集をし、
外国人を含め一人十色の要望に応える。」と語っている。
マニアル通りの無味乾燥なサービスが増える中で、
心のこもった持てなしに感動する客も多いことだろう。
↑ 春の高山祭
先日、高山観光で古い町並みから中橋を渡り、陣屋を訪れた。
その時に、真っ先に目に入ったのが、宮川沿いに建つ、この旅館の建物だった。
外装が派手な色に塗り替えられ、周りの風景からひときわ目立っていた。
高山祭を度々見物していて、赤い欄干の中橋を渡る
祭り屋台の風景は、最大の見せ場になっている。
ここで写真をよく撮るが、コンクリート旅館の建物が、
周りの風景と合わないので、画面から外すようにしていた。
最近の高山は、コンビニや交番、銀行の建物も、周りの
風景と調和するように、落ち着いたデザインが施されるようになった。
個人の好みもあると思うが、おもてなしは旅館内
だけでなく、高山を訪れる人全てにと願うのは無理なことだろうか。