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大相撲秋場所総括

2011-09-26 18:55:15 | 他スポーツ
今場所最大の話題はなんと言っても琴奨菊の大関昇進でしょう。先場所横綱白鵬に勝ちながら、わずかな差で昇進を逃した悔しさは今場所に生きていて、今場所も白鵬に勝ち、千秋楽を待たずに昇進を決めたのは彼の力が大関レベルという証明でしょう。

優勝争いの方でも、琴奨菊にとってはチャンスでしたが、大関昇進の方がプレッシャーがあったらしく、支度部屋で琴奨菊の大関昇進を議論する理事会が開かれるという事実上の昇進決定の報で、ほっとしていたという情報です。把瑠都に勝つ余力がなくても仕方ないですが、優勝できる力士になるにはもう一頑張り必要です。

今場所、横綱昇進を目指した日馬富士はふるいませんでした。序盤から次々と取りこぼして、一時は勝ち越しも危ぶまれる成績では、二場所連続優勝が事実上義務になった今の横綱昇進基準を考えると、論外です。ただ、今の時点で白鵬の次に優勝できる可能性が高い力士は日馬富士なので、完全にゼロからのスタートに戻ったとはいえ、再挑戦を期待しています。

白鵬は稀勢の里、琴奨菊に連敗するようなことは普段ならあり得ず、今場所は決してベストの場所ではなかったでしょう。そういうあまり良くない場所でも優勝できるところが白鵬の立派なところで、千秋楽の日馬富士戦で見せた相手を圧倒するスピード感がある相撲を、優勝がかかった一番で発揮できるあたり、優勝20回を含め、歴代の大横綱に肩を並べるところまであと一歩です。

下位の力士では、以前は幕内最重量の199kgを持て余し気味だった臥牙丸が、ついに自分の体重を生かす相撲を取れるようになり、11勝4敗で初の敢闘賞を受賞しました。まだ番付が下位なので、白鵬に挑戦するのは来場所以降ですが、白鵬相手に外四つにでも組んだら、さすがの白鵬でも苦しむかもしれません。

また、前頭筆頭で二桁勝った豊真将は、来場所は彼の実績を考えたらこれまで三役に上がったことがないのが意外ですが、新三役が濃厚です。今場所の相撲は安定していて、崩れない下半身の強さと、攻める相撲で上位定着を期待したいと思います。
コメント
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