U-22マレーシア戦プレビュー

明日、一足先に五輪出場を決めた女子代表に続くべく、男子の五輪代表が鳥栖スタジアムでマレーシア戦を戦います。男子の五輪予選はホームアンドアウェイで同じ組にはバーレーンとシリアがいます。

A代表の成績を見る限りでは、マレーシアは日本にとっては格下です。2007年の地元開催のアジア杯も3戦全敗で1次リーグ敗退でしたし、ジーコジャパンの時代にA代表がカシマスタジアムで対戦していますが、マレーシアには全くいいところは見られませんでした。

それを考えると、一位のみ通過という五輪予選の条件を考えると、このマレーシア戦は勝ち点3がどうしても必要です。気候が涼しくなって日本もマレーシアも動けるようになりますが、マレーシアは勝ち点1狙いで引いてくるでしょう。

引き分けが濃厚になったときに、A代表のハーフナーマイクのような長身選手を入れて放り込んだことはないので、やはり日本は普通に早い時間の先制点を目指すことになるでしょう。相手にべったり引かれてしまうと、永井のようなスピード型FWはスペースがないので苦しいかもしれませんが、日本の売り物はその後ろの3枚の攻撃的MFのところです。

A代表で売り出し中のサイドアタッカーの清武や、浦和でチーム得点王の原口らもいます。誰が入っても強力な2列目は、彼らだけでマレーシアを粉砕できる可能性があります。とにかく前半にゴールです。0-0で折り返すとマレーシア守備陣が乗ってくる恐れがあります。

また、こういう押し込むことが事前に予想されている試合では、守備陣の試合の入り方が難しいです。A代表も、アジア杯予選のような格下相手に失点したりしています。たとえ攻められる回数は少なくても、相手は一番攻撃力の高い選手を置いているのですから、しっかり集中して流れを確実に切って欲しいです。