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中盤の「門番」(遠藤航)

2024-03-21 10:27:47 | ワールドサッカー
代表戦の期間中なので、代表選手を取り上げます。今の日本代表キャプテン、遠藤航選手の記憶です。遠藤は横浜FMのジュニアでプレーしたものの、ジュニアユースに上がれず、地元の中学校の部活でプレーしたこともあります。その後、湘南のスカウトを受けて湘南のユースでプレーし、プロ入りは昇格した湘南でした。

湘南から浦和に移籍した理由に「ACLで優勝したい」を挙げていました。浦和では3バックの中央でプレーすることが多く、相手シュートに対する寄せの早さでシュートブロック数が多かったイメージです。右SBでもプレー可能で、4バックを導入した堀監督時代にもSBのポジションを確保し、2017年に公約通りのACL優勝メンバーになります。

海外挑戦は、このACL優勝の直後、ベルギーリーグのシントトロイデンに移籍してからです。このあたりから日本代表にも入るようになり、今のポジションであるアンカーが定番になります。シントトロイデンは日本人選手を多く集め、移籍金で商売すると明確に割り切っているチームで、ここでの活躍が評価されてドイツ1部のシュツットガルトに移籍します。

シュツットガルトでは、相手との体の競り合いである「デュエル」に強いことで知られていました。2年連続デュエル王と活躍したことが評価されて、30歳にしてイングランドの名門リバプールからオファーを受けて移籍します。リバプールはちょうど、ボランチのファビーニョとヘンダーソンがサウジアラビアリーグに引き抜かれていたので、その代役がどうしても必要なチーム事情がありました。

リバプールでのプレーを見ると、4-3-3のアンカーポジションで、相手の攻撃的MFに対して少しでも遅らせるのが彼の役割です。相手が寄せてくると見ると素早くCBやGKに返す動きもできています。時にはドリブルで上がって相手バイタルエリアに出ることもありますが、基本は相手の攻めに対してせき止める「門番」が彼の役割です。

浦和でプレーした選手が、名門リバプールで常時試合に出られるところまで行けたのは感慨深いです。チームが目指すサッカーと選手のプレースタイルが合うかどうかという、運不運も時にはありますが、遠藤の場合はちょうどアンカーが彼向きのポジションだったことが、この成功の要因だったことでしょう。

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