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kotoba日記                     小久保圭介

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木陰まで行けずの足

2009年06月08日 | 生活
午前中、暑くて、
ちょっとフラッとしました。
熱中症は、暑くなり始める時が要注意で、
早速、塩を舐めました。勿論、水も。
熱中症は、暑さに慣れた頃は、
案外ならないと言います。
38度とか、お盆の時よりも、
これからの湿度が高い時期、
発汗しにくいので、注意なのです。

遠くの横断歩道を、
足の悪いおばあさんが渡っていました。
車椅子に乗っていてもおかしくないほどの、
短い間隔での、おぼつかない歩行。
危ないな、と今日だけは思ったので、
走っていって、歩道脇まで、腕をつかんで。
「タクシー」云々と言うので、
タクシーを待ちました。
日照りで、ずいぶん暑いだろうに、
と、木陰へ、とおばあさんに言うと、
歩く方が辛い、と言います。
こんな時にはタクシーは来ません。
オジに電話をして、
かくかくしかじかで、と言うと、
遠くからオジが僕らを見て、
「そこにいろ」
と言います。
しばらくしたら、オジから電話があって、
「タクシーをそっちに行かせよう」
とオジ。タクシー乗り場までオジは走り。
ほどなく、来たタクシーはタクシー乗り場からのものではなく。
それに、おばあさんは転げるように乗って行きました。
すぐにオジが頼んだタクシーが来ましたけれど。
僕らはおばあさんを手助けしたけれど、
「救われた」と僕は声に出さずに思いました。
助けられたのは、僕でした。おばあさんによって。