kotoba日記                     小久保圭介

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付属物

2016年02月11日 | 生活
足ふらつき
歯 浮き
疲労困憊

『家がないということは
どんなふう』

そんな歌詞を思っていた

家とはよく考えてみれば
面白い
人は家を持つ
小さく機能的な家から
装飾した大きな家まで
少数をのぞいて
どんな人も
家を持つ

人類は家を持つ
滑稽なほどに

表札を出し
わたしの名前は
小久保圭介(そうらしい)

自分の名前を
意識したのは
幼稚園に入って
上靴やスモッグに
「こくぼけいすけ」
と黒いマジックで
書かれた時からだ
小学生になると
「小久保圭介」
と漢字になっていた
誰かに呼ばれるたびに
「小久保」
という漢字が
脳で刻まれ
なぜ
音階や色彩の配列で
名前にならなかったのか
葉っぱの所有枚数とか
葉の種類とかでは
ダメだったのか
毎日
あらゆる名称が変われば
社会は機能しないだろうけれど
実体ははるかに
見えやすい

決めごとなんて
疑わしいね
何もかも

肉を三枚食べ
お風呂にも入らず
十時間
眠る






コメント
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