kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

泣きそうになった

2016年02月13日 | 生活
運動に勝る
薬なし

西尾の茨木のり子展
に行って
泣きそうになった
ちゃんと茨木のり子は
読んだことがなかった

そんな知らせが届いて
なぜ 泣きそうになったかを
思っていた
情景が
判り過ぎるくらいに
判りやすい知らせだった
理由を考えてみたけれど
景をどうしようなく
納得してしまうので
理としては
どうにもならない

泣きそうになった
その言葉が
正しい
草の如く
正しい

連関して
泣くということを
考えてみた
人間はあらゆる分泌液を出す
茨木のり子の言葉を借りれば
涙は『熱い塩化ナトリウム』

涙って
喜怒哀楽の時
目から分泌される
花粉が目に入った時
目水で異物を外に出す
のが
涙なら判る

けれど
喜怒哀楽の時
涙を流すのは
脳が
平常に戻るための
危険信号であって
視覚的に
または
声を出して泣けば
音声的にも
他者に
生命の危機を
訴えて
救済を求めることができる

人間の体は
常に生命保持のため
機能している

でも
どうもしっくり納得できない

「なぜ涙が出るのかなあ」
と訊くと
「そんなこと考えんと晩飯のことでも考えとき」

京都弁で
たしなめられた


雨やんだ





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする