kotoba日記                     小久保圭介

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言葉の手帖

2018年02月23日 | 生活
ここにきたひとたち
わたしは初めから
ここにいる

それはもしかしたら
見るためだったのかもしれない
人間を

きたひとの
胸の傷を感じるため

きたひとたちに
さまざまな
視線と言動
それは侮蔑であったり
ヒエラルキーにとらわれた
社会性であったり
哀れみであったり
そういう上からの目線も
斜めからの目線も
同じ目線も
まれにさらに下からの目線も
すべて見る

ここにきたひとたち
ここから見える景は
ひとのこころだ
ひとの内心だ

ひとが発する
一瞬の光を
逃してはならない

肝に銘じる
わたしは
ありがたいことに
言葉を持っている
言葉を持たぬひとの思いを
代筆するのみ

すぐに
黒い手帳に
書記する
記録する

---

そしてわたしとて
なるべく世阿弥の
離見の見でありたいと
願う
これは凄い強欲


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一生勉強

2018年02月23日 | 生活
その人は
文学部の英文科を卒業して
卒論は「ワーズワース」

今でも小さなメモ帳を持って
英文を書いている

もういい歳だけれど
向学心がある
それが本当に素晴らしい

「英検受けるんだよ」
と言う
良い感じ
「だいたい人生でやることは全部やったかな」
と言いながら
まだやり足りないように
今夜もお風呂に入ってから
英語を勉強するそうだ
偉い

一生勉強ですね
こんなふうに
歳をとりたいもんだ

11時半過ぎ
陽光


---

あれ
ここいらには
木はもちろん
草もない
と思って
見渡すと
いたいた
敷石の間に



暖かきに
有頂天

日も暮れ
豪華な建屋の
料理店の前を通り過ぎ
ミヨリの森の脇を通り
歩いて帰る50分



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