kotoba日記                     小久保圭介

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霞始靆かすみはじめてたなびく

2018年02月24日 | 二十四節気 七十二候
あたたかいです
二十四節気を五つに分けて
七十二候(しちじゅうにこう)は
雨水の次候となり
霞始靆と
めちゃくちゃむつかしい漢字で
かすみはじめてたなびく
と読みます
こんな字は書けないので
コピペです

乾燥して鼻うがいが欠かせない季節から
やっと空気に湿度が出てきて
遠くに見える景色が
なんだか
かすんで見えてくるような
そんな空気の変化が始まったべ
かすみがたなびいて見えるべえ
っていう意味みたい

次はいよいよ五日後の雨水の末候



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茶色のイガイガ

2018年02月24日 | 生活


(モミジバフウの実)



あたたかき

公園
木に登る少年を
久しぶりに見た
全員で7人
2人が別々の木に登り
下で5人が駆け回り
嬌声をあげる

---

翔は木から落ちる
イガイガの実だか種(モミジバフウの実)が
好きだった
拾っては
ぎゃははぎゃはは
と大笑いしていた
あれは寒い時だった

わたしは今でも
その時のことを覚えている
翔がそのイガイガの実だか種を
採りたいというので
だっこをして
小さな腕がまっすぐに天に伸び
そのイガイガを手にしては
もぎ
ぎゃははぎゃはは
と笑った声の
大きさを
あれも
公園だった

そのイガイガは茶色で
道路にたくさん落ちていて
イガイガの木が
公園を取り囲んで
植えられている
家に帰って
玄関の靴箱の上に
そのイガイガを置く

坂道を下る
自転車
洗濯物
布団干し
市バスが
ゆるやかなカーブを曲がり
下り

---

自由と書かれた
バス停

バス停を挟んで
老夫婦が
離れて
立っている
二人とも
マスクをして
二人とも
杖を持って
二人とも
眼鏡をかけて
同じ空の
同じ一点を
微動だにせず
見ている
「いい絵だ」
そう思って
写真を撮りたかった
しかしそれは
失礼なので
こうして
言葉でスケッチ

青い象
東を向いて
座している



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