kotoba日記                     小久保圭介

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クワガタムシ

2018年05月21日 | 生活
その人は
クワガタムシを飼っていた
帰って
クワガタムシに声をかける時
『ああ自分は寂しいんだ』

「気づいたんよね~」
と笑った

一人住まいの人が
増えている
結婚していても
一人で住んでいるような
そんな人もたくさんいる

そんなとき
生き物がいると
癒される

その人はクワガタムシを
うーん
とあるところで
持ち帰ざるを得なくなって
調べて
土や水苔を買って
育てていた
越冬もした

「ずっと見ていてしまうんですよ」
そうする時
その人はクワガタムシだけを見ているわけじゃない
土と水苔
光や気温
たくさんの
ミニマルな自然界をも
同時に見ている
「少年の時に見ている目とは違う。自分と同列に同時期に生きている、っていう感じがあって」

それは長い歳月を経て
命そのものを見ているのかもしれない
「自分と何も変わらない」
そういうことを
その人は言いたかったのだ

残念なことに
クワガタムシは昇天したけれど
また飼いたいという

そんな話とダンゴムシのこと
空海のこと
本当は吉本隆明フリークのその人に
何故吉本隆明が日蓮について
書いているのか
その動機は何なのかを
聞きたかったけれど
明日もお互い労働だし
いつもだったら
3時間、4時間なんて
すぐに話してしまうのだけれど
今日は2時間で
セブンイレブンの
イートインの丸椅子を立った

その人はただ
クワガタムシを飼っているわけじゃない
その行いの奥に
豊饒な思考がある
それを今日は
空海の言葉
「大宇宙、この世のすべてが大日如来の化身」
という私からの伝えに
重ねるようにして
クワガタムシのことを
話してくれた


いつもその人に会えば
常に形而上な会話にほぼ終始する
ところが今日
形而下の会話に変化してゆく過程を見た

それは新たなわたしたちの始まりでも
あった
それは自然界を見る
ということから
始まる

日常が万象になる瞬間
ここを見る
クワガタムシを通じて


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三蜜という宿題

2018年05月21日 | 生活
温かいコーヒー


青空と雷

このブログの裏コメントで
『三蜜』について
書いてくれている方がいた
改めて
三蜜という言葉があったことを思い出して
調べてみたけれど
とても簡単には説明できない
これは宿題

草に
スズメ
草に
モンシロチョウ

初夏

雑穀米と味噌汁のお弁当
風は北から吹いている
木漏れ日
涼し

小さな花

ピンク

青い空
白い雲

天空を望む
って

心 天 空 望

凄い四文字だ


避雷針の先を
目前で見た




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蚕起食桑かいこおきてくわをはむ

2018年05月21日 | 二十四節気 七十二候
小満(しょうまん) 初候


蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ


生命が盛んに活動し始め、八百屋の野菜も大きく安く売られている今。
たくさんの野菜がたくさん採れ、豊富です。

七十二候では、小満に入り、
蚕が盛んに桑を食べるようになる頃という意味だそうです。
はむ、なんていう言い方は素敵ですね~。
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