kotoba日記                     小久保圭介

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消えてゆく思想

2018年05月22日 | 生活
昨夜
勧められた
不動明王の真言を
YouTubeで聞く

あと空海に届く真言

南無大師遍照金剛 ナムダイシヘンジョウコンゴウ

その真言の解説を読んでいるだけで
おもしろい
こないだ行った高野山の
金剛峯寺の
金剛は
この真言のことだと判った

空海のことを思うと
重ねて宮澤賢治のことをも思う

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ミヨリの森の
多の緑
羽虫
朝日に照らされ
ここに大日さま
確かに
見聞
自然界を朝見ていると
それはきれい
なぜこんなにきれいなのか
その理由がもし
自然界が仏性を宿しているとしたら
納得がゆく

時を経て
27年前に
教えてもらった
不動明王に届くマントラ
大日如来に届くマントラ
それは今でも言える
唱えていたから

そして

改めて
真言を聞く
その歳月
すでに
アミニズムという思想は
消えてゆくのがわかる
思想はすでに必要ない

縁もまた然り
今までは出会う縁の理由を
「何で会っているんだろう」
と考えているのが常だった
そうか
と思い当たることもあった

けれど
今は違う
縁の理由を探らない
「これはご縁だ」
それだけ
すでに意味は必要ない


「ん」
という文字

修行が足りないという
安易な言い方に
今まで慣れてきた
その言葉を何度も聞いたし
何回かは言ったかもしれない
でも

その言葉の
本来の語源に
こころ寄せていると
日本語の中に
日常の言葉の中に
どれだけ
仏教用語が使われているかを
思う

真言とは何か

空海を吸収したがっている

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文章配達中(黄地、黒字)
と書かれた腕章をした男
自転車を漕いで
西へ向かった

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北東からの守り

真如

半目

『思う』
こと


何かが
開花しようとしている
宮澤賢治の
アメニモマケズの中の言葉で
「ジブンヲカンジョウニイレズ」
の意味が

来ている
そういうことか


思う

損得ではない

そういうことが

八事ー犬山成田山ー高野山

という場所の繋がりの中で
何かが
つぼみのような
何かが
ふくらみはじめている

自分の中で
何が起きようとしてるのか
わからない
「何が」
と長電話で相談

すると

「小久保くんのこれからが楽しみだ」
とオジが言った