kotoba日記                     小久保圭介

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あたたかき

2018年02月15日 | 生活
あたたかき
公園の噴水は
すでに凍らず

グレイの空
「く」で終わる時

足の坂道
鰍ッられたブルーのジャンパー

高千穂から来た男

強いインスピレーションを持っていた



教養に飢えている

2018年02月15日 | 生活
タワー
坂道(を転げ落ちるこころ)

その人と
久しぶりに会った
労働場で会えば
常になった労働後の

体は疲れているはずなのに
それ以上の欲求として
話すことの方を選ぶ

それはコンビニのカウンターであったり
ロッテリアだったり
マックであったりした
話す場所がない時は
地下鉄のホームの椅子に座り
2時間も3時間も缶コーヒーを飲んで
話した
何十本の地下鉄を見送っただろう
誰かが近くに座ると
わたしたちの白熱する会話に
シッモェいて
すぐに席を立った
おかまいなく
わたしたちはしゃべり続ける
長い時は
8時間話したこともあった

今日はコーヒー店
コメダがあったので
3時間話した

わたし
教養に飢えていた
その人に会うと
いつも話す

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憶えているだけでも
断片的に
これだけの名詞を交え
いったい何を話していたのか
すっかり忘れている

「もう帰ろうか」
そう言ったのはその人だった
いつもはわたしが言うセリフだった
「昨日10時まで労働だったんで」
「ごめんごめん」


夜8時半
外は強い風が吹いていた
その人は南へ向かい
わたしは北へ向かった



ラジオ

2018年02月12日 | 生活
裸木を見ている
春を思う
裸木に

当たる

---

かばんから
ラジオをテーブルに置き
イヤホーンをしてラジオを聞く


---

背中に
311が突き刺さったまま
もうすぐ7年
あの日わたしは
と記憶は未だ鮮明だ
あの日の朝
道路で鳥の屍があった
車に飛ばされたのだろう
その鳥の屍を
ほうきでちり取りに乗せ
植え込みの中に入れた
思えば
アレは不吉な予兆だったと
おそらく
一生忘れることはないだろう

2011年3月11日は
金曜だった


---

マンホールの中から
流水の音が聞こえる
と思っていたら
ちがった
流水の音は
店頭にある
マーライオンからの音だった



ニンニクの崇ミけ

2018年02月11日 | 生活
ニンニクの崇ミけを作る

100円ショップで買ってきた
壜二つ
ひとつは漬けてあって
もう一壜は
最近食べきった
なるべく早く
漬けた方が良いので
今日作ったのだ
といっても
ニンニクを入れて
垂?黷驍セけ

昨夜は急きょ
友人たちと
会食する流れに
二時間で切り上げることを
承諾してもらい
そうした

帰ってから
洗濯をして
ランチジャーを洗った
カッパを干し
息をついて
眠った
すぐに眠ってしまう

たくさんの野菜を買って
とくにたくさんのキノコ
今日は珍しく
パックに入っていないなめこを
手に入れ
さっそく味噌汁を作って飲んだ

日々
台所に立つ
人参を刻み
ショウガを刻む

外で風が吹いているようだ
音が聞こえるから



暖かい雨

2018年02月10日 | 生活
雨は
午後3時に
降り出した

一粒
また一粒

誰もがする
仕草
手の平を天に向けて
空を見る
空間に雨粒をさがす

「降ってきた」
「降ってきましたね」

天気予報を予備知識に
内心
雨が落ちてくるのを
待ってもいる

履いてきた長靴
用意してきたカッパを
バッグから出して
いつ着るかの
タイミングを計る

雨は言う
「始めます」
雨粒が景に線を入れ始めるのが
はっきりとわかる時
わたしたち
カッパを着る

雨の中を帰ってゆく
暖かい雨だ

こころの中でつぶやく

夜の窓
雨は強くしっかりと降る

夜遅く
雨は言う
「終わります」
音が小さくなってゆくように
雨が小さくなってゆく

翌朝
空は雲っていて
西の空に虹を探す
風が強く吹く
寒さが戻る

ストーブを炊いて
寒いな

こころの中でつぶやく

空はやがて晴れて
湿った土の上を
ヒヨドリ

鳩が
歩いて
餌を探す

水仙の茎が
土から出て
冷たい風に揺れている



家/パッフェルベル

2018年02月09日 | 生活



ずっと寒いけれど
ずっと晴れている

足冷たき

schoolから
パッフェルベルが聞こえてくる
それは合唱か笛
ハーモニーがとてもきれい
久しぶりに聞いた

午後
公園にゆく
日当たるベンチがわずか
駆け足になったのは
そこをめざす男がいたからだ
結局その男と隣合わせで座る
見ると異様な人々が
たくさんベンチを占拠している
あーホームレスだ
と思いきや
たくさんの男たちが
公園に集まってくる
何だろうと
ャbトのお湯で
ココアオレを作って
飲んでいた
「今日は3時からしか出ないみたいだ」
と隣の男たちは言う
中には小ぎれいな男たちもいる
若い男も多い
そうか
これからここで炊き出しだ
と思
そうか
集まってくるのは
ホームレスだけじゃない
生活保護をもらっている男たちもだ
と思

それにしても懐かしい
この男たちの景
それは1979年大阪天王寺公園で見た
景だ
そして男たちの中には
必ずいるきれいな表情
それは素晴らしい笑顔を作り
究極の人間の顔がそこにある
あんなに良い顔になれるまで
どれだけの歳月と辛苦を過ぎなければ
ならないのだろう

彼らには経典はない
それでも男たちの中に見つけるのは
まぎれもなく
仏の息吹がかかった表情だ
「もうあと少しで陽か当たらん」
隣の男が言う
みんな空を見る
陽がかげる木の幹
「あの木を切ってやりたい」
と隣の男は冗談を言う
暖を得るために

木は彼らの声を聞いても
本気で切られることはないことを
知っているから
黙って来る春を
待っている

誰もがにこやかにしている
わたしはココアを飲んでいる
なぜか違和感がまったくない
その中に紛れてしまっている
まだわたしは世にしがみついているけれど
世から
はみ出している加減は
それほど変わりない

ベンチを立って
男たちの間を通って
来た道を戻る
彼らとわたしの違い
それは帰る家があるということだ
それは凄いことだ

彼らと違うこと
いくばくかの現金を持ち
ャbトに湯を注ぐ器具を持っていることだ
実はそんなに大差はない
しかしある
家があるかないか

家とは何か
当たり前に帰る家があるということ
それはどうゆうことか

パッフェルベルの演奏は終わっていたけれど
胸の中で鳴らす
奇跡的に美しい旋律を





10時間睡眠でスカッと

2018年02月08日 | 生活
昨夜も10時間寝て
アセスのせいか
ニラレバのせいか
キウイのせいか
口内炎はなくなり
歯茎の腫れも
以前歯医者でもらった抗生剤を飲んだら
治った
兎にも角にも
えがったえがった
寒いのはいかん
みんないろいろ
体が大変みたい
越冬とは
本当によくいったもんだ

公園
幸せな鳩たち4羽
噴水の水 凍り
どれほどかと
足てつついてみると
氷薄く すぐに波紋
昼にはもちろん
溶けている

ふたたび
陽光の当たるベンチに座り
振り向くと
またもや
冬雀
枝にたくさんとまって
陽光で暖をとっている

時のおごり

ボイラー室

鍋 焦がす
マジで気をつけないと
と焦る

かなり落ち込む
鍋焦がすごときで落ち込むのは
自身のぼんやり加減
秋葉山円通寺の火渡り神事でもらった
火除けの笹が台所にない
壁の裏に落ちていた
拾って
台所に置く




アセスとニラレバとキウイ

2018年02月07日 | 生活
足裏にカイロ入れる

寒いので10時間寝る
口内炎に歯茎の腫れ
いかん
と思い
スマホで調べてもらって
口内炎に利く食べ物を調べてもらう

その人は言った
「歯茎の腫れや口のねばねばは歯周病の前だから、歯磨き粉をアセスにするといいよ。高いけど凄く効果あった」
「そうなんだ」
「今は良く考えて作ってあるからね」
「歯医者に歯周病ではない。きれいなもんですと以前歯茎が腫れた時言われた。でも『疲れてますか』って」
「今は良く考えて作ってあるからね」という
言葉に納得し
帰り道
薬局のある道を選んで帰って
買いました『アセス』
大きなクスノキの下を通って
ニラレバを食べて
ちょうど100円ローソンがあったので
キウイを二つ買い
家に帰ってキウイ二個を皮ごと丸かじり

よく食べて
よく動いて
よく寝る




大丈夫

2018年02月06日 | 生活
横断歩道
近くに小学校
懐かしい黄色の横断旗
今でもあるんだと思

横断歩道の向こうとこっち
電信柱にくくりつけられて
数本の横断旗

以前は旗がない時
手をあげて横断した子供の頃

公園までの細道
ツタが繁り
素晴らしい散歩道

噴水の水 凍り
陽光は無言な人々の頭に注ぐ

猫は鳩を狙う
頭上に良い雲
青い空

「大丈夫」
という魔法の言葉
陽光
新しい手袋

陽光が当たるベンチを
選んで座る
振り向けば猫
猫の目線の先にあるもの
背後の木の枝に
雀の群
雀も陽光を求めている

雲に陽光がさえぎられると
雀も消え
陽光が当たり始めると
また雀が戻る 枝にとまる

数えると28羽いた
みんな冬雀
羽根をたくさん生やして
冬の寒さから身を守る

草木に陽当たり
校庭から子供たちの嬌声

公園から戻ろうとすると
その人があらわれた
心配で見にきてくれたのだった
「唐黷トないかと思って」
と野太い声で
ありがとございます
素晴らしく元気元気

『死ぬまで生きる』という言葉
もとは谷川俊太郎
歌ったのは高田渡
当時は上手な言い方だ
と思った
今は違う
だんだんと
リアリティが出てくる年齢になった
しみじみと
高田渡さんの言葉のチョイスのセンスに
思い入る



立春散歩

2018年02月05日 | 生活
昨日できなかった
野菜の買い出し
この二日間
体を動かしていないので
歩く
ショルダーバッグに
たまねぎ
バナナ
大根
えのき
かぼちゃ
さつまいも
しめじ

詰めて
もっと歩く
銀行にゆき
コンビニで
マナカをチャージして
ビターチョコを買いに
西へ向かう

歩くことはいつも素敵
寒いけれど
次第に温かくなる
ペットボトルに入れた
緑茶を飲み
歩いてゆく

弁当の用意をして
かぼちゃを皿に盛り
ラップをかけて
レンジでチン
すぐにほかほかのかぼちゃができる

ココアオレを飲みながら
ぼんやりして
閃きを待つ
歩きながら
閃きを待つ

午後
窓の外に
雪が来て
すぐにやむけれど
寒い眠い


立春 初候 東風解凍

2018年02月04日 | 二十四節気 七十二候
立春 初候 東風解凍 はるかぜこおりをとく

暖かい東風が吹き始め 凍っていた小川や湖の氷が解け始める頃という意

うどんを食べ
昼の露天風呂
3時半に帰り
そのまま眠り入り
ほんの少しのはずが
7時まで眠っていた
疲れが出ていると思

起きて
ぼんやりして
また眠る



気と体を整える

2018年02月03日 | 生活
東洋医学の話を訊き
体も五行
「東洋医学を長い間勉強してきましたけれど、奥が深いです」
と相当の教養がある人が言った
「血は気が流れて初めて流れます」
と気について訊く
体がほぐれ
気が流れはじめ

軍手
カイロ
歯ブラシ
洗濯洗剤

それから
太巻きを買い

今日は節分
太巻きを喰らう


失った気が戻ってくる
まさしく
気を取り直す



足は前へ

2018年02月02日 | 生活



8時にラムネを食べて
水を飲む
12時
二つ目のラムネを食べて
水を飲む
食べられない弁当

胸は

公園まで行き
石の上に寝そべり
上空の青い空と
神経の如く
細い枝の張り様を見ていた
砂利を踏んで
歩く人の足音が
体に入ってくる
耳が過敏になり過ぎて
音が体の中まで入ってくる

足は動く
ともかく動く
ゆっくり
前へと

ふらふらになり
自転車に乗れず
自転車を押して
帰路
誰かと電話で話していないと
どうにかなりそうだったので
何人かに電話して
何でもいいから話してもらう
結局わたし
話していた
楽になってきて
家の近くになってやっと
自転車のペダルを漕ぐことができた

疲れた
ごはんを食べ
コーヒーを飲んで
友達と

それから
お湯屋へ行き
寝そべっていた
体があったかくなって
元気が戻ってきた