将来的な自動運転事業への参入を見据え、システム開発を手がける米新興企業メイ・モビリティに約100億円を出資したと発表した。
同社システムの日本での独占販売権を得ており、今後、自動運転に対応する車両の提供で卜ヨタ自動車とも連携。
主にコミュニティーバスなどを運行する自治体向けに2025年以降のサービス実用化を目指す。
メイ社は北米など12都市で35万回以上の自動運転を成功させた実績を持つ。
NTTも通信網を活用した遠隔監視など自動運転向けの開発を進めており、サービスに組み込む方針だ。
2024年にも国内で実証実験を始める。
NTTの島田明社長は墓示都内で開いた記者会見で「バスやタクシーの運転手が足りないといった社会課題解決の手段としたい」と述べた。
自民党や政府で検討が進むNTT法改正問題にも言及。
KDDIなど競合他社は同法の廃止でNTT東日本と西日本、NTTドコモの再編統合が強行されて市場独占が進むと懸念するが、島田氏は「統合する考えはない」と明言し、理解を求めた。
この日は2023年9月中間連結決算も発表した。
売上高に当たる営業収益は前年同期比1・2%増の6兆3645億円、純利益は3・7%減の6708億円だった。
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