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使用済み紙コップ堆肥に 植物由来素材 微生物が分解

2021年08月26日 | 環境

東洋アルミニウムは、使用後に堆肥に再利用できる紙コップの実証実験を始めた。

通常の紙コップは内側がポリエチレンで覆われており、自然界では分解されないが、生分解性の素材を使うことで微生物が分解できるようにした。

北九州市で行われるスポーツイベントに紙コップを提供し、食べ物のごみなどと一緒に堆肥化し環境負荷の軽減につなげる。

紙コップは東洋アルミニウム子会社が三菱ケミカルなどと製作した。

ポリエチレンの紙コップは使用後、燃やして処分する必要があるが、その際に二酸化炭素(C02)を多く排出するといった問題があった。

実験で使う紙コップは植物由来の生分解性樹脂を採用しており、微生物の働きにより紙コップ全体を分解できるという。

実験はサッカーJ2の「ギラヴフツ北九州」などと連携し、試合会場で出た使用済み紙コップを回収。

他の食品ごみと一緒にコンポストで堆肥化する。


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