中国外務省の報進官は5月20日、G7広島サミットの声明で台湾海峡の平和と安定の重要性に触れたことなどに対し「中国の内政に対する粗暴な干渉だ」と批判し、「強い不満と断固たる反対」を表明する談話を発表した。
既に議長国の日本などに「厳正な申し入れ」を行ったとしている。
談話は、台湾問題の解決は中国人自らが行うことだと強調。
「国家主権を守る中国人民の強い決意を過小評価するべきではない」と訴えた。
また「少数の先進国が他国に理不尽に介入し、世界情勢を操作する時代は終わった」と主張。
排他的な小グループによる封じ込めや抑圧をやめるべきだと表明し、中国包囲網の形成をけん制した。
G7が中国を念頭に経済的威圧などを批判していることに対しては、一方的な制裁やデカップリング(経済切り難し)を行う米国こそが「経済を政治化した真の『威圧者』だ」と批判した。
核戦略に関しても中国は常に自衛を追求し、先制不使用を堅持してきたと正ロシア外務省は5月21日、日本で開かれた先進7力国首脳会議(G7広島サミット)は「反ロシア、反中国の忌まわしい声明を集積して閉幕した」と批判する声明を発表した。
インタファクス通信が伝えた。
声明はG7を「米国主導でロシアヘのハイブリッド戦争を企画する作戦本部」と描写。
ウクライナのゼレンスキー大統領を参加させたことで広島サミットは「プロパガンダのショーになり果てた」とした。
ラブロフ外相も5月20日、ウクライナ侵攻を非難する首脳声明を発表したG7広島サミットについて「ロシアと中国の抑え込みが目的だ」と批判した。
タス通信が伝えた。
ウクライナを批判するブラジルの発言も気になるところだ。
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