アルゼンチンの沿岸警備隊は3月15日、同国の排他的経済水域(EEZ)で違法に操業していた中国漁船に発砲して沈没させたと発表した。
中国外務省の陸報道局長は3月16日の談話で「中国側は重大な関心を示しており、アルゼンチン側に対し徹底した調査と詳しい状況の連絡を求めた」ことを明らかにした。
アルゼンチンでは昨年12月に中道右派のマクリ政権が発足。
反米左派のフェルナンデス前政権時より対中関係が冷却化するとみられている。
事件は両国関係に影響を与える可能性がある。
警備隊は3月14日、EEZで漁船を見つけて追跡。
無線で交信を呼び掛けるとともに停船を求めて威嚇射撃したが、漁船が警備隊の船に衝突しようとしたため発砲した。
陸氏は談話で、違法操業だったかどうかには触れず、再発防止策を講じるよう要請した。
漁船の沈没後、乗組員のうち4人はアルゼンチンの警備隊の船に、ほか28人は近くの中国漁船に救助され、けが人はいないとした。
何をされとも、手を出せない日本とは大違いである。
日本の腰抜けさには、ため息が出る。
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