回転ずし大手「スシロー」の中国北京市での第1号店が8月21日、開業した。
東京電力福島第1原発処理水の海洋放出という逆風が吹く中でも、回転ずしは現地で大人気となっており、初日は開店前から長蛇の列ができた。
運営会社は今後も中国での店舗網拡大を加速させる方針。
北京の新店舗は、若者に人気の商業施設内にオープン。
午前11時半の開店前から大勢の客が押し寄せ、昼過ぎには予想待ち時間が10時間以上となった。
中国は処理水の海洋放出を受け、日本産水産物の輸入を全面停止している。
新店舗では中国産のウニやアワビのほか世界各地の食材を使い、200種類以上のメニューを用意した。
価格は1皿10元(約200円)から。
北京市の女性は「娘が回転ずしが大好きで、7月に大阪へ家族で旅行した際にもスシローに行った。 このお店も日本と全く同じ味で、ネタも新鮮だ」と満足そうに話した。
スシローは2021年に広東省で中国本土1号店を開業。
北京店の開業により、中国の店舗数は45になった。
日本の回転ずし大手では、「くら寿司」や「はま寿司」も中国各地で店舗展開を進めている。
回転時寿司業界も中国から撤退の日が来なければよいが。
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