国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は5月23日、紛争や迫害で自国外へ 逃れた難民や難民申請者、自国内で居住地を追われた国内避難民などの総数が初めて1億人を超えたと発表した。
世界各地で紛争が一続いている上、ロシアによるウクライナ侵攻で状況は一段と悪化。
難民の増加{に歯止めがかかっていない。
グランディ難民高等弁務官はウクライナから戦火一を逃れた人々に対する、国一際社会の対応は非常に好意的なものだった」と、受け入れに動いた各国の動きを称賛。
「世界の全ての危機に対して、同様の対応が必要だ」と、他の紛争地域からの難民も積極的に受け入れるよう各国に求めた。
グランディ氏は一方で「人道支援は一時しのぎでじかなく、解決策にはならない」と指摘。
難民などの増加を食い止めるためには「平和と安定が唯一の答えだ」として、各地で続く紛争の終結や迫害の停止を求めた。
UNHCRが昨年6月に発表した2020年末時点の集計では国内避難民4800万人、難民2640万人、難民申請者が410万人など、総数は8240万人だった。
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