イランの口ウハニ大統領は4月9日、2015年に欧米など6力国と結んだ核合意からトランプ米政権が離脱するとの観測が浮上していることを念頭に「米国が合意を破った場合、後悔する結果が待っているだろう」と述べ、離脱を強行すればイランは1週間以内に報復措置に踏み切るとけん制した。
4月9日はイランの「原子力技術記念日」で、首都テヘランで催された式典で各国の大使らを前に演説した。
トランプ氏は核合意について、イランの核開発制限が無期限でないことなどを問題視。
核合意に基づき解除した対イラン制裁の再開の是非を決定する期限が5月12日に迫る中、満足できる見直しが実現しなければ合意破棄も辞さない方針を示している。
ロウハニ師は、イランは核合意の枠内で原子力の平和利用を着実に進めてきたとも指摘し、イランから核合意を破棄することはないと改めて強調した。
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