歯磨きの仕方や食事の際の注意点といったアドバイスをする歯科保健指導を全世代に行き渡らせるため、厚生労働省は、自治体や企業が活用できる手引を本年度中に作成する。
健康診断の時に歯科衛生士などの専門職がいなくても、手引をもとに年代に応じたヶアの方法を分かりやすく伝えられれば、虫歯や歯周病の予防強化につながる。
口内の健康は全身の病気リスクに関係する。
歯周病が進行し細菌などが体内に入ると、糖尿病や動脈硬化、誤嘸性肺炎といったリスクを高めるほか、認知症発症にも影響があるとされる。
現在は乳幼児期と学齢期を対象にした歯科保健指導の手引はあるが、成人期以降は国による手引がない。
今回は赤ちゃんから高齢者まで世代ごとに必要な対応をまとめ、生涯を通じた歯科保健指導を促進する。
仕事などで歯科疾患の治療を後回しにしがちな壮年期には、歯とロのケアが健康寿命の延伸に重要だと理解してもらう。
歯周病を防ぐため、歯間など歯垢が付着しやすい部分を重点的に磨くことや、不規則な食生活や喫煙が病気リスクを高めることを指導する。
高齢期には、一部の歯を失ったり、一部の歯を失ったり、かむ力が低下したりといった口腔機能が落ちてからの対応を伝えることを想定。
口の周りの筋肉を保つ体験をし、かかりつけの歯医者を持つことが効果的とされる。
実用性を重視し、できるだけ平易な内容にする方針だ。
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