食後は消化を促すために脳から胃に血液が集まるため、誰でも眠くなる。
ただし、強い眠気がする場合は血糖値スパイクの影響だと考えられる。
血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度だ。
食事を摂ることで緩やかに上昇し、エネルギーを使うことで緩やかに下降する。
一方、緩やかな上昇や下降ではなく、血糖値が急激に上がったり下がったりする状態が「血糖値スパイク」だ。
通常、健康な方の食後はインスリンの働きによって、血糖値は緩やかに上昇する。
しかし、なんらかの原因で食後の血糖値が急上昇すると、インスリンが大量に分泌されて血糖値が急降下。
このとき、強い眠気やだるさ、めまいや気分の悪さを感じるだろう。
また、血糖値スパイクを繰り返すことで、インスリンを分泌する膵臓が疲弊する。
その結果、糖尿病や白内障といった病気の原因になることもある。
(血糖値スパイクの自己診断項目)
- 朝食を食べずに、昼や夜にたくさん食べることが多い
- 甘いものやジュースを摂ることが多い
- よく噛まず、周りの人よりも早食いだといわれる
- 炭水化物をメインにしたメニューが多い
- 野菜をあまり食べない
- 食事の時間が不規則になりがち
- 睡眠不足
- ストレスを抱えがち
- 車を使うことが多く、運動習慣がない
上記の項目に該当するほど、血糖値スパイクを招く可能性が高いと考えられる。
眠気対策だけではなく健康のためにも、今から紹介する血糖値スパイクを防ぐ方法を試してみよう。
(1)食べ方を見直す
ダイエットや寝坊のため食事を抜いたり、早食いをしたりすると、血糖値スパイクを引き起こし、食後に眠くなる可能性が高まる。
1日に3食、規則正しく食べるようにしよう。
また、食べる際の順番にも気をつけよう。
(2)食べる時間を意識する
食後の眠気対策には、食事の時間も重要だ。
とくに、甘いものを食べるのは、身体活動が盛んな朝や昼がおすすめ。
糖の代謝がスムーズになり、血糖値スパイクを防げるだろう。
低血糖の状態から、一気に血糖値を上げないことも眠気対策の大切なポイントです。
食事の時間が遅れるときは、空腹感を強く感じないように小さなキャンディーやおにぎりを事前に食べるのもよい。
(3)ストレスや睡眠不足にも注意
ストレスを感じると、血糖値を上昇させるグルカゴンやアドレナリン、甲状腺ホルモンの分泌量が上昇し、血糖値が上がりやすくなるといわれている。
普段からストレスを発散し、ためこまないようにしよう。
また、睡眠不足が慢性化するとインスリンの分泌量が減少し、血糖値スパイクだけではなく糖尿病にかかるリスクも高まる。
睡眠時間を確保し、血糖値スパイクを防ごう。
ストレス解消や、睡眠不足解消のためには軽い運動がおすすめだ。
食後にウォーキングをすることで、気分転換ができるでしょう。
軽度の眠気であれば、ウォーキングをすることでスッキリする。
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